天使の代理人/エピソード3

http://www.tokai-tv.com/tenshi/
脚本:武田有起
田中幸太朗君目当てでエピソード3の3話くらいから見た。原作は幻冬社から出てるオムニバス小説だそう。
まあ見ていてきれいごとだなあとか、そもそもはなしの中心である妊婦の堕胎を思いとどまらせる「天使の代理人」の活動が意味不明というか、そんなこと他人に口出される問題じゃないよねえ。だから逆に、天使の代理人にドラマとしての役割があまりない、妊娠の当事者とその周りの人物でできてるはなしなのが良かった。
40代の女と30代の男が付き合うこと自体は、たぶん世間の人が思うほどファンタジーじゃないと思います。普通にいるもん(笑。でもそういう事態になった時に、自分達の気持ちはともかく年齢差という事実にひいちゃって自分でリミッターかけちゃう気持ちは分かるというか、その辺りキャラの人物像にリアリティある分でできを稼いだドラマではあると思う。主人公杏子(床嶋佳子)の性格の痛々しさ含めw。
だって結局事態を悪くしたのって、秀人(田中幸太朗)自身の厨二病気質だと思うしさ。秀人の母・正枝(丘みつ子)の愛情表現が自分好みじゃなくても、正枝の愛情自体は本物だったんだと思うし、ちゃんと治療を受けていれば、臍帯血移植も間に合ったかも知れないじゃん。ただそういう厨二病気質をちゃんと演じる田中君はとってもよろしかったので見ていて大変楽しかった。やっぱ田中君は良いなあ。