GARO／＃22「刻印」−ファミリー劇場−

あー。零は良い子だなあ。
なんかGARO見てると私って北崎大好きだったんだと気付いてびっくりする。あんまそんなつもりなかったから。
いやもちろん零と北崎は演じているのが藤田君だってだけでまったく違うキャラなのは承知してるんだけど、そういう理屈を超えた部分で、なにか違うやりようのあった人生を北崎が歩んでいるような、救いみたいなもんを感じるのだ。そういうのは普通は感じないので、私が北崎ってキャラにすごく同情していたことと、零の状況の救いのなさがそのイメージと重なったこととかが影響しているんだろうけど。
一言多い零と一言足りない鋼牙。良いコンビじゃないか。泣ける。
零の笑顔が「もう鋼牙を憎まなくて良い」という状況に大きな救いを感じているんだって感じさせて、「ああ零。良かったねえええええ」と思う気持ちが北崎を悼む気持ちにつながるんじゃないかな。
おはなしはバラゴとの最終決戦に向けて、謎解きや種明かしでアクションもほとんどなし。GAROにはアクション以外あんま求めていない私としては文句が出ても不思議のない回なのだが、零の笑顔ですべて許せる、って、いつの間にそこまでの零ファンに（笑。
いやまあ子供たちの描いた最終ページとかそういうのが、なんかツボに入ったんだろうねえ。
残り2話。世間よりずいぶん遅れて見始めた番組だけど、ネタバレ見てたって役者の演技に監督の演出、アクションシーンの構成と、感動するポイントなんかいくらだってあるんだなあと改めて実感。