近況報告。

ふと思い立って昔好きだったバンドの名前を検索したら、「ファンなんだろうけど、熱心に追いかけてたわけじゃないんだろうな」みたいなテキストを見つけ、「なにも知らないくせに」みたいな気分の勢いで、昔のライブを聴くために中古のMDプレーヤーまで買ってしまった。

いや私だってなにも知らないけど。

ライブ写真を撮るとか録音するとかうるさくなくて、顔の繋がったバンドにライブをダビングしてあげるなんて全然普通の時代だったのだ。

誰かを好きになれば、「ああ。この人って私の知らない人なんだ」と思い知らされる瞬間は普通にある。

接触れるわけでないファンの立場であればなおさら、半端なルートから入ってくる“裏情報”で、自分以外のなにかを知った気になるなんて、ちゃんちゃらおかしい。

去年はそういうことを思い知らされることの多い年だった。

どんなに好きでも、人生を私に捧げてくれという権利は私にないし、それを言う立場にないことも分かっている。

でもそれを好きだった気持ちは私のもので、その気持ちを的外れに推し量られるのは不愉快なんだよね。

自分がそのバンドの“ファン代表”のつもりはないし、あきらかな事実誤認につっこみも入らないほど、忘れ去られたバンドだってはなしなんだけどさw。

どうしても聞きたかったライブのMDを探すために、部屋を借りてから数えるほどしか帰っていない家に帰った。

そこそこあると思ったライブは1本しかなかったけど、個人的にスペシャルな思い出のライブだったので良いと思う。こんなことでもなければもう一生聞かなかったと思うし。

LPモードで録った音はボコボコだったけど、ライブでの動きとか、メンバー紹介の時のその人の表情とか、その時の自分の気持ちとか不思議なほど覚えていた。

あんなに誰かを好きになることはもうないだろうな、とあらためて。

ところでなぜ今頃そのバンドを思い出したかというと、その人を好きになったきっかけが、テレビに出たその人を見て「この人森田剛に似てる」と思ったからで、最近剛ちゃんの退所がニュースになっているからなんだよね。←昔からあの手の顔が好きw。

それで見に行ったライブではまって、相乗効果で森田剛も大好きになったという。脱退の傷心を、「学校へ行こう!」にはずいぶん癒してもらったもんですw。

んでこのテキストを打ってる横で、日テレの番組で若かりしV6が歌っているという。 

とりとめがないけど、支えてもらった思い出は、時間がたっても綺麗だね、っていうことで。←そうなん?