もう2年も経つのに

デビルマンの公開からw。

なんで日経新聞かといえば、金子監督が「交遊抄」というコーナーに出るというのを聞いたからなんですが、誰との交遊かと思えばこの度公開された「神の左手 悪魔の右手」の脚本家さんだったんですが、この映画那須監督がやってたんですかい……orz。
映画デビルマンは映画館で見ただけだからそれを見た時の気分の記憶が鮮明なだけだし、もう亡くなった人を口汚く罵る気にもならないんですが、監督が亡くなったからと評価を変えられるような映画じゃなかったのも確かなので、好意的に見ている人関連の場所で名前があがると一瞬体温が下がるというか血が凍るというかw。その2年の間に特撮にかぶれたことであの映画を見る別の視点も得たし、なんというのか、自分を納得させる言い訳は増えたな、って気はまあするんですが。納得しないけどねw。
あの映画があそこまで叩かれた背景には原作の知名度もさることながら、もうありとあらゆる要素がほとんど奇跡的にやり方を間違ってたというのがあると思うので。なかなかあそこまで踏み外せるもんじゃないんだけど、もしどこか一つでもポイントを押さえていれば肯定する足場はできるんだけど、それがまったくないのでねえ。
最近見た某映画のDVDの技術的問題で「まだデビルマンの方が安心して見てられる」と思ったけど、そんなもんなんの慰めにもならんw。

どういう事情であの人があの映画を撮ることになったのかは知らないけど(「持ち込み企画だった」というのは大人の事情の嘘だと思う)、こんなに時間が経つのに思い出して胸が痛むような映画にはもう2度と生まれて欲しくないですわ。
それはそれとして、初期作品が記憶にある金子監督とかが中高年といわれるお年になっている現在、ほんと体には気をつけて欲しいものです。