矢車想について考えた

こんな夜中に追い討ちかけてすみませんw。>id:sashさん
今回影山の反応ほど矢車さんの反応が気にならなかったのは、矢車さんはそもそも本心では光を求めていると思うからですよ。根拠は簡単なこと。「影山が光の方に行こうとすると止めるから」w。
矢車さんが影山を止めること自体、矢車さんが一番怖がっているのは、自分だけが闇に置き去りにされることであるという証明だと思うのですね。光を望むことで影ちゃんが痛い目見るのが心配、なんて、そんな親切な人ですか、彼がw。
もともと彼のモットーは完全調和。相手が自分の一部であることが前提であればこその思いやりであって、今現在地獄に落ちている彼に他人への気配りを求めることが間違い。ここが地獄だと思うのに、待っていたのが影ちゃんのためだったわけないです。
sashさんの「矢車想について考えた(三回目)」を読んで気付いたのですが、今回調子こいて間宮を守ろうとし、みっともなくスルーされているあれは、「また俺の時代がやってくる」とか言ってザビーゼクターにスルーされたあの時と同じなんですね。だからあそこで影ちゃんの「それ見たことか」オーラが腑に落ちなかったんで。笑われて怒るには尺が足りなかったんだろうけど、影ちゃんの反応が“寛大なヨメ”だったから、「良いか。別に一人になったわけじゃないし」と折り合いを付けたのがあのしょっぱい顔ってことでしょうか。また影ちゃんに笑われてんのに大人になったねwww。
しかし同じエントリのsashさんの手紙読んで思ったんですが、悪いけど私は矢車さんなら平気で自分だけ光の方に行くことはありえると思います。つーかいきなりポジティブシンキングに転化したら、影山に吹き込んだことにはなんのフォローもなく影山にもその思考を主張すると思う。
もう時間ないからやらないと思うけどw。<ちょっと安心。
でもそんなことにはならないだろうとある意味安心してるのは、結局矢車さんの問題は地獄に落ちてることじゃなく、自分で地獄から出られないと思ってことだからなのですよ。間宮の瞳に闇を見たからというのも、自分が光を求めていると認めたくないだけだろうと。闇から抜け出せないと思うのに光を羨んでいると認めるなんて、あの人のプライドが許さないでしょうから。
だからあの二人が救われるとしたら、それは影ちゃんがほんとの意味で依存から抜け出し、自分は闇にいたままで“羨む”というやり方でなく、矢車さんの手を引っ張って光の方に歩きだす時なんだと思います。
だとしたら今週のホッパーズのラストシーンは、希望の形を示しているのかも知れません。