愛の流刑地/後編

まあなんだ。原作が渡辺淳一ならこんなもんだよな。
みんなまとめてどつき倒したくなる人物像の割に見られるドラマだったのは、偏に高岡早紀がきれいで岸谷五朗が勢いで人殺しそうな男に見えたからかと。高岡早紀が相手なら、私が男でも断るのは悪いような気になるかも知れんw。
「常識あったら人殺さない」という検事の言い分は言い分として、それでも殺しちゃうことはあるんだよと思うけど、自分が殺したことがあるわけでもないのに弁護の立場に立っちゃう川島なお美や編集者がむかつくw。判決時の菊治の反論がそうなんだが、裁かれるのが嫌なら裁かれる前に自分も死んじゃうしかないんじゃないの?、と思うわけです。
それで締めの台詞が「二人で愛の流刑地に行こう」じゃもう、「安っっっ」と笑うしかないんですが、たぶん原作から安いんだからしょうがないよね(笑。
時系列として冬香が生きてるうちに脱稿してるんだから小説のモチーフは生きている冬香への気持ちなわけで、その辺どんなふうに扱われてるの?という描写がないのがどうなんだろう。前後編4時間あった割には描写が薄かった気がするんですけど、ベッドシーンに尺とり過ぎじゃないですか、日テレさんw。