わたしたちの教科書#4

明日香の父が明日香と珠子を捨てた事情判明。端から見ればだからって事実がそう違うとも思えんのだけど(普通の感覚の人間なら、事情を話して別れてから消えるだろ)珠子みたいな愚かさにとっては、自分が単純に捨てられたわけじゃないことは重要な問題なんだろうな。過去シーンでの珠子が司法試験目指して勉強ばかりしてたタイプには見えなかったよ、という問題はあるんだけど、痴呆状態の明日香父が珠子を訪ねてきて一緒に喫茶店のモーニングを食べるシーンは「あー。珠子ってこいつのこと好きだったんだなあ」と感じさせてちょっと可愛かった。しかし喫茶店衰退の近頃喫茶店のモーニングってずいぶん食ってないけど、ああいうモーニングセットって喫茶店でバイトした頃さんざん作ったからちょっとヤな既視感w。まあ今でも私の作る朝食は喫茶店のモーニングと変わんなかったりするんだけど。
しかしつまようじといいナプキン散らかす客連れてくるとこといい、迷惑な客だよなー珠子w。
それ以外で大筋は動いてない感じ。画鋲を片付ける加地を手伝いにみんなが出てきて感動するシーンはよく分かんなかった。磁石使うことくらい私でも思い付くけどなー。画鋲って磁石にくっつかない素材だっけと悩んで見ちゃってたよ。
生徒の名前を間違えて覚えてた若菜ちゃんもあまり問題の描写には見えなかった。ずっと名前を間違ってるって、ある意味第三者が絡まないからこそ持続する思い込みなんじゃないかって気がするんで、劇中の長部みたいに強い思い入れがありそうだと意外と喜んでそうだけど。と思う感覚は私が変かしら。
つーか通知表の名前書くとかも担任の仕事だろ? 長部と吉越の関係で間違いに気付かないのはいくらなんでも変だよ。
加地に備品のチェックを指示して他の教師を食事に連れ出す副校長と翌日加地をハブにする教師たちの描写には笑いました。下らな過ぎだろ、あれ。みんなが無視するにしても、八幡か早紀辺りがこっそり耳打ちするくらいの描写は入れた方が。副校長が珠子の事務所に依頼を持ち込むって、放送分記憶にないけど珠子が学校来た時に名刺もらってるはずだから変じゃない? 自分がそういう権力をかさに着るタイプだから、そういう上からのアプローチで手を引かせることを期待してのことだろうか。むしろ依頼を受ける珠子の事務所、というか直之も変。犯罪捜査には関係者を外すもんだし、警察寄りのイメージのある弁護士事務所だって依頼人の持ち込んだ関係書類に自分ちの所属弁護士の名前があれば断るとは言わないまでも自分ちの弁護士なのを説明して考えるように言いそうな気がするけどな。