イヌゴエ第7話「犬の耳に念仏!?」−ファミリー劇場−

何回見ても泣いてしまう神回なんでございますよ。友蔵さんが好きー。
亡妻の犬に死なれた老人が葬式を出すだけのはなしなんですが、犬どころか人間にさえ素直になれない友蔵さんの、ジローが死んでどうして良いか分かんなくなってるとことか、友蔵さんにイヤミ言われる墓に参っている奥さんの全部察している笑い方とか、ジローを燃やす煙に反応するペスを抱き上げて一緒に見送る大輝の泣きそうな顔とか、墓地で会った奥さんに墓をほめられた友蔵さんの笑い方とか全部好き。
冒頭でジローが生きてた時の友蔵の様子を見せると同時に大輝がジローの気持ちを察していることに気付かせて、ジローが死んだことを受け止めあぐねている友蔵が大輝だけを頼りにしているのにそれを自覚できないとことか、友蔵さん可愛いんだよねー。由美絵ちゃんは友蔵が真面目にお経聞かないって怒るけど、犬にお経が意味ないのはペスが証明しているしw。
由美絵ちゃんの思い出を聞いて両親の気持ちを代弁する大輝とかこのはなしの大輝はちょっとだけオトナv。
煙を見送って号泣する友蔵さんとか火葬場で棺を見つめるとことか、ドラマらしいドラマもないし特に感動的な台詞もないけど友蔵さんがジローをとても愛していたことは伝わってくる良いはなしでした。ジローが生きてた頃の友蔵さんが嫌なことばっかりしていたのはきっとほんとだし、人から見ればちっとも可愛がっていなかったのもほんとなんだと思う。
でも友蔵さんは奥さんの代わりじゃなくジロー自身を、ほんとに大切に思ってたんだと思うんだ。きっとそれがなにをされてもジローが友蔵に懐いてた理由なんだよね。
いいはなしでした。