わくわく授業〜わたしの教え方

「私ってどんな人間?女子高生の一人芝居」
http://www.nhk.or.jp/wakuwaku/jugyo/071111.html
一般チャンネルが砂の嵐な時間になったんで何気なく見てました。NHK教育の番組の再放送。
高校生が自分自身の気持ちを演じることで、自分の気持ちを見つめるという授業の取り組みをやってる中でブログにしか自分の気持ちを書けないって子のはなしとかやってたんだけど。

ブログに限らず、他人とダイレクトに関わらない場面でしか自分を表現できないと思ってる人って実は昔からいっぱいいて、今はこういうブログっていう形態があるからそれが目立つようになっただけだと思うのね。オーケンなんかが昔から言ってる「自分は他のやつとは違う選ばれた人間なんだと思ってた」なんてのも構造としては同じことだと思うけど、第三者の目を通さない自分だけの評価で自分を見てしまうから、実はありのままの自分じゃなくって他人には突っ込まれるようなところに都合良く目をつぶった自分好みの自分だったりしないのかな、と思うわけで。
そういうのって別に高校生とかに限らず大人にもあるものだと思うし、自分にだってまったくないとも言えないと思うしさ。ブログって全然スキルのいらないほんと垂れ流しでやれちゃうことだからこそ、人目は気にしないと駄目だろう、と思う気持ちが猫かぶりにまで至っている部分もないとは言えないし。
どんなことでもなにかをする時に理由もなくすることはないから(たとえそれがこれこれこういう理由でどうかしていたとかでも)自分は常に自分の言い分を誰より知っているものなんだけど、自分の言い分を知っているということは、自分のしたことは他にどうしようもないせっぱつまった動機でやったことで、自分は最大限に思慮深い人間なんだと勘違いする元だとも思うんだ。
どんなことでも、「ほんとはそこまで考えてないだろ?」と自分に突っ込む客観的視点は忘れちゃなんねーだ、となんか思った。