The 綾野君
25日のエントリ読み返して、ちょっとこの言い種はねーよなあ、綾野で検索かけてファンがこんな言い方してたら感じ悪いよなあ、と反省したんでちょっと補完してみます。
なんのフォローにもならないかも知れないけど(笑。
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それは一般的な意味でストーリーを聞いた時に思い浮かぶステレオタイプなそのポジション、男塾でいうなら“ナルシストの美形キャラ”、奈緒子なら“マスコミでの評価も高い高校陸上のスター選手”と聞いた時に現実に綾野君が演じたようなキャラクターを思い浮かべる人ってあまりいないだろうと思うからで、そういう“ステレオタイプ”に自分を当てはめられるのが“演技力”だと思うからです。
綾野君ってあて書きじゃないと輝かないというか、キャスティングされた時点であて書きにしてしまう人だと思うんですね。シナリオがどんなでも「綾野がやればこうなる」というのが半分分かっちゃうその人物像がはまる役でないならやる意味がないというか、そうでないなら他の人がやった方が良い役者だと思うんです。私が“存在感のみの人”っていうのはだからで、役者としては世界を台無しにしかねないくらい微妙な人だと思ってるんですね。
私は佐藤祐基君とか弓削君とかを“演技力がある”的に見ているんですが、それは刑事ドラマの脇役刑事とか子持ち主婦ドラマのジムのインストラクターみたいなわりと誰がやっても問題ないような役で、突出もしていないけどその人なりの解釈を織り込んだ、なんとなく目を引く存在感を出せるのが一般的な“良い役者”だと思う定義にあてはまるからですね。「My color」とか見る限りタケるんもそうかなと思ってるんだけど、彼の場合は今までが主役ポジションばかりで、自分を押し出す必要もなく、作品世界が彼の存在を全肯定できた役ばかりだから、4月からの連ドラでどれだけ空気を読めるのかにちょっと期待(笑。
逆にそういう役を綾野君がやったら、「この刑事は犯人に繋がってるんじゃないか」とか「この先主人公を陥れるんじゃないか」とか、違うストーリーを想像しちゃうんじゃないかとw。
ただその存在感がはまった時に「他の誰がやってもこうはならない」という楽しさがある、その「こうなった」状態が大好きだから、私はファンであるわけで、それを求めてくれる(ということを私がいうのもアレですがw)作品があることにかなりホクホクしているわけですねー。