とことん!石ノ森章太郎/第一夜第二夜

キカイダー大好きだったんだけど、今見たら子供番組でびっくりした。まあ当時の私はほんとに子供だったので子供番組見て喜んでるのは当たり前なんだが、「他の番組と違う!」と喜んでた記憶があったもんで。
つーか基準を平成ライダーに毒され過ぎてんだよねw。あー。でも番組の記憶としてはなかったけど、ハカイダーとかプロフェッサーギルとか見たら記憶にある気が……。
なんだかんだで再放送とかビデオとか見てるアニメの記憶と違って、特撮って見ていた記憶があるだけで、実際の番組を覚えているほどものごころついてたかっつーと微妙なのに、番組見てみようって気はなかったなあと思った。当時の自分を過信し過ぎw。まあこの辺の番組は本来の時間帯にやってたわけじゃないことだけは確かなんで、どういうタイミングで見ていたか分かんないんだけど。
しかしなんか出てる人みんなうれしそうにしゃべってるよね(笑。
ちょっと納得したのが仮面ライダーのスタッフが斜陽化してテレビに流れてきた元々は映画のスタッフだったので、番組に映画のノウハウが反映されていたというはなしで、それは今見ても意外と見られる仮面ライダーの番組自体を見ても思うことなんだけど、思想的な部分で東映がなぜ“あんななのか”という理由として納得いった(笑。
東映特撮はスタッフが自虐的にいうところの“子供向け玩具の販促番組”なのは事実なんだけど、それはリアリティにこだわり過ぎる馬鹿に対する方便という方が大きいと思うんだよね。番組なんか25分しかないんだからつまんないシーンなんか10秒でも惜しい。だったら辻褄合わせなんかはしょってしまって、登場人物同士の熱い共闘とかかっこいい戦闘シーンを見せようとするのは、娯楽作品の作りとして完全に正しいと思うのに、「いつの間に来たんだ」とか「なんでここにいるって分かったんだ」とか知った口をきく馬鹿に「そんなもん誰が見たがるんだよ」と言わないで、「うちらが作ってるのはコマーシャルなんで^^」と言っちゃう彼らは大人だなあ、と思うんだけど、それは東映が元々映画の制作会社なのも関係あんのかも。
まあなんというかいろんな意味で面白い番組である。こういうの作ってくれるからNHKは憎めない(笑。