K-20/怪人二十面相・伝公式ガイドブック

K-20 怪人二十面相・伝 公式ガイドブック

K-20 怪人二十面相・伝 公式ガイドブック

もともとは先日レッドクリフを見終わってパンフを買いにいった際にですね。「これ買うんだったら公式読本買う方が良いんじゃね?」と思ったわけですよ。だって今ってメインキャストやスタッフの名前や企画意図、見どころくらいはサイトで確認できるからさ。パンフ買っても読むとこないんだもん。
そうはいっても公式読本ってそんな何冊も入荷してるもんじゃないから、レッドクリフはけっこう探しまわったしこれはamazonで買ったんだけど。どうでも良いけど出版社は変に1400円みたいな価格設定にしないで1500円以上にしてください。送料かけるのもなんだし、ってすごい悩んじゃったよ。*1
でも購入後の感想としてパンフよりこっちが良いと思ったのは間違ってなかったと思った。まあストーリーがかなり詳細に載ってるんで、ネタバレを嫌う人にはつらい作りかも知れないけど役者はもちろん関係者のインタビューもパンフとは比べものにならないくらい充実してるし、設定の背景的なものとかすごい詳細だから。
キャストインタビューに関しては特に好きな役者が出ているわけではないし、情報番組で言ってたはなしともかぶっているから逆にうまみはそんななかった。この映画に関してはスタッフのはなしが面白かったなー、CG関係とか。インタビューでも言ってるけど背景にしてもアクションにしても、一見すごいと思わないところにすごさがあるんだってことがスタッフインタで分かった。この映画ってアクション監督がGAROやNEXTの横山誠さんと、誠さんとパワーレンジャーやってた小池達朗さんなのね。見ていて「これほんとにワイヤーアクションなのかなー」と思った平吉のビル登りとかはバルクールっていういわゆるフリークライミングだから実は演者の身体能力頼りでそんなにワイヤーアクション使ってないとか、ラストのアクションシーンのために撮休の日に金城武も交えてセット歩きながらアイデア出したとか、なんか私がこの映画をすごく好きだと思うのは伊達じゃないというか、この映画ってもともと私の好きなものでできている、私が好きになるべくして好きになった映画なんだと思った。
VFXディレクターのはなしとか特撮の手法のはなしとしても面白いしかなり読みごたえのある本だと思う。誤植多いけどねw。

*1:これは1700円(税別)ですが。