ふたつのスピカ/最終回「さよなら宇宙学校」

http://www.nhk.or.jp/drama8/spica/index.html
公式の最終回予告がO.A.とまったく違うはなしなんですけど。つか荒井修子のはなしは相変わらずなに言いたいのか全然分かんなかったよ。
獅子号事件のせいで宇宙開発の計画が遅れたという事実があって、父親の設計した獅子号の不備による事件のせいで母親を失ったアスミなら事件を乗り越えて宇宙に出る計画の広告塔になるってはなしなら、最初から秋じゃなくアスミで良いじゃんってはなしなんだし。
もともと秋とアスミの能力差は圧倒的なものと描写されてたわけじゃないんだから、考慮すべき点があるなら最初からアスミが選ばれていたはず。そうでなく、秋の死によって選ばれたアスミにたまたまそういう事情があったってはなしなのなら、最初から秋の描き方はアスミにとってどうあがいてもかなわない大きな壁で、学校やNASAにとっても秋を選ばないという選択はありえなかったけど、そんな秋が死んでしまったからこそ自分が選ばれたという葛藤を、動画で秋の無念を知ったアスミが乗り越えるってはなしならこれでも分かるんだけどさー。こんな風に見せられてもふっちーも万里香も圭もほんとにバカだなあとしか思えないんですけど。まあふっちーってほんとはなしの都合でフラフラさせられたキャラだったよね。大東君おつかれさま。
「努力すれば夢はかなう」とか「夢をかなえるためには夢を持つこと」とか、そういう薄っぺらな言葉でそう言ってほしい子供に媚びるんじゃなくて、努力っていうのはどういうことか、どんな状態を夢があるっていうのかもっと真面目に描こうとしてください。こういうのが一番夢を持つってことをバカにしてると思うよ。