仮面ライダーディケイド/第31話「世界の破壊者」(最終話)

http://www.toei.co.jp/tv/decade/
えー。すごく基本的な疑問なんですが、ブレイドキングフォームってあんなオニみたいに強いんですか? 今まで無敗のディケイドちゃんですよ?
まあたった2回の出演とはいえ悩んだ椿の気持ちはよく分かるよ。どうせ助けたってムダになるんだからおまえは出ていけなんて、剣崎一真の言うこっちゃないもん。
んでなにが面白かったって、士をとめる海東ですよ。ここなんで愁嘆場になってんの。ここまで泣きの演技になってんのはキミのアイデアかいキミちゃん? なんか最終回で一番可哀想だったのはユウスケだって気がする。俺そういう(ry。
なんか最初に見た時はもうちょっと温く脱力してた気がするけど真面目に見たら文句しか出ないなあ。あまりにもはなしがムチャクチャなんだもん。ユウスケが倒れてんのにアポロガイスト倒したって言ってる夏海とかさー。んで結末が劇場版に引っ張られるとして、こういうふうにブレイドの世界もヒビキの世界もキバの世界も消えちゃいました。なぜならディケイドと仲間になることは間違っていたからです、って、それ子供番組を支えるロジックとして根本的に間違ってると思うよ白倉さん! 世界を世界として認識していなくても、単純な善意の心、目の前のこの人を悲しませたくないと戦い続ける人がいればそれで世界は守られる。そういうのが白倉ライダーの世界だったんじゃないの?
ユウスケがアルティメットクウガになって、話題性としては十分だしどうせ決着編の映画もそこそこヒットすると思うし、それは東映Pとして正しい仕事かも知れない。でもずっと士と一緒に旅を続けてきたユウスケが敵に回るこの展開を米ちゃんのやっすい脚本でやられてもワタクシ「悪趣味」としか思いません。
そういいつつ映画はそこそこ期待してます。なぜなら監督は竜太ロスだったはずだから。竜太ロスならヒーロー番組としての白倉ライダーの最低線は理解してるはずだと思うからね。
私がディケイドの米ちゃんをまったく評価しないのは、もうこの人あり得ないくらいヒーロー番組ってもんにココロザシがないって思うから。明確な正義の定義なんかいらないけど、生きていくために信じて良いもんの存在くらいちゃんと語れよ子供番組なら!
結末を劇場版に譲るにしたって、もっと士の旅の意味を肯定的に描いて、それでも倒せなかった敵を劇場版で、っていうやり方っていくらでもできるでしょ? はなしをディケイドの最初に戻して、面白いことやったつもりかも知れないけど、日曜の朝テレビを見てる子の全員が劇場に連れていってもらえる子じゃないし、その子にとってディケイドはこれで終わるんだよ。私が子供だったら絶対映画連れていってくれって言えなかっただろうと思う私はそう思うよ。士の旅は無駄じゃなかった、って終わり方なら見られなくてもきっと士は敵を倒したと思うと思う。でもこの終わり方で続きを見られなかった子が未来に希望を持てるんでしょうか私には分かりません。
まあこんな終わり方した番組の後じゃ大変だと思うけど、頑張ってくださいWさん。実際日笠さん塚田さん*1は怒って良いくらいの投げっぱなしエンドだと思う。

追記

剣崎一真の中の人=椿隆之のブログ見て泣きたくなりました。
http://ameblo.jp/kibatsu/entry-10332084102.html#main
白倉さんは自分のやってることの意味を頭冷やして考えてください。私はなによりも、あなたが“心を動かすもの”を作ろうとしないことに納得いかないよ。“面白い仮面ライダー”を見せてもらえない子供が可哀想だよ。
黒岩@シャンゼの最期目指してんの?

*1:間違えた。つか、塚田さんって書いたつもりだったのになんで(^_^;?