警視庁失踪人捜査課/case01

http://shissou.asahi.co.jp/
脚本:渡辺雄介 演出:七高 剛
ずっと高城(沢村一樹)と動いてた女刑事、見覚えあるなと思ったら森カンナだったよ。気付けよ私!
おはなしはいつものテレ朝警察ものテイストだけど、扱うのが失踪人事件ってことでダイレクトに事件被害者の生き死にに危機感があって、事件解決がカタルシスとか関係者の精神的な救済に繋がるのが好い感じ。捜査課のメンバーも主役の沢村一樹はじめ、遠藤憲一北村有起哉黄川田将也小日向文世、そして森カンナってなにこのキャスティング。私にさせたんじゃないのかってくらいの感じだ。原作知らないけどw。
事件関係者・今岡(近藤芳正)とエドガー大友(白井晃)がなつらるにホモ臭い辺りがまたテレ朝テイストですが(w)、ありがちな利害関係のいざこざが事件の真実ではない、という見せ方に今岡の娘・美咲(佐々木りお)の存在が利いてるし、その上で恋人である清美(国分佐智子)の罪を被ろうとする大友の人物像とか、それを描いた上で今岡が死んでいなかったこと(死ななかったことそのものと同時に、清美が殺人者にならなかったこと)を心から喜ぶ大友の見せ方とか、大友に清美の動機のすべてを言えなかったことに落ち込む愛美(森カンナ)とその気持ちを否定しない高城のやり取りの余韻とか、なんか全体に好いはなしだなー。
このクオリティで続いてくれたらかなりもうけものかも。しかし脚本は渡辺雄介なのにこの仕上がりの差(いやなにと比べてとは言わんが)って監督の差かしらw。