ゲゲゲの女房/第5週(#25〜30)「花と自転車」

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落ち込むことはあってもそばには家族がいて、そのためになにかをすることで自分を支えることができた布美枝(松下奈緒)が知らない土地で、誰かに頼ることも誰かに必要とされることもない暮らしのはじまり。元々家族の役に立つことで自分の居場所を担保した気になれた布美枝にしたら、茂(向井理)は自分と結婚する気もなければいて欲しい気もないんじゃないの?と感じることが一番きつかったんだろうなって思うよ。
まあお掃除エピはありがちだけど、そもそも「部屋には触らないで」と先に言わない茂が悪いよね。それこそ編集とのやり取りがなければあそこまできつくは言わなかったんだろうし、逆に言えば打ち切りを言われた茂がいつもの余裕でなんかふにゃーんと流していたら、布美枝は爆発して気持ちを告げることもできず、ただ自分に落ち込んだだけだっただろうと思うし。
原稿を終えて正気に戻った茂が布美枝に見送られてくすぐったそうにしたり、感情にまかせて布美枝に怒った後、家の中に布美枝が手を入れた気配を感じて自分も悪かったと反省したり、それで結果がお金がないからもうちょっと、と思った自転車の購入で、一緒にサイクリング行っていろいろ話して、さわるなと言った部屋の掃除を頼む、という着地点にほっとした。
貸本周りのエピも面白くなってきたし、いろいろ楽しいなあ。ナイス朝ドラv。