mother/#4「学校へ行かせたい」

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脚本:坂元裕二 演出:長沼 誠
うーんこれはかなり自分の中でヒットかも知れん。綾野君出てくれてありがとうv。
まあはなしとしてこれがありかなしかというより、あそこから怜南(芦田愛菜)を連れ出したいと思った奈緒松雪泰子)に対して、共感というより味方になってあげたい、そうしたいと思った気持ちと怜南(継美)との暮らしを守ってあげたい、と理屈でなく思えるところがヒット。はなしの中で葉菜(田中裕子)と奈緒とか、血の繋がっていないことを黙っている奈緒と藤子(高畑淳子)や芽衣酒井若菜)たち姉妹とか、秘密を抱えているからつく嘘が散りばめられていて、怜南役の芦田愛菜ちゃん含め、キャストも演出もその嘘と嘘をつく気持ち、嘘をついても守りたいものを見せているから感情移入できるんだよ。
いくら旦那から逃げていると言っても、そもそも奈緒自身の身分を明かさずに継美を修学させることは無理だと思うけど、そういうことは良いです。継美が学校に行けないことで追いつめられる状況をなんとかしてあげたい、と見ていて思える、継美を助けたいと思った奈緒の気持ちを守りたいと思う葉菜に感情移入できる、そういうことが大事。
だからこそ、秘密に気付いて奈緒を強請りにくる駿輔(山本耕史)へのムカツキがマジバネエ。「殺したら早いんじゃない?」とか言いたくなる感じ。いやそれやっちゃダメだけどw。
おなかの子供の疾病を知って堕ろそうとする芽衣とか、ドラマとしては身勝手に見えても現実的な選択だろうし、登場人物それぞれの抱えるものが自分にとって、なんとなく実感的なのがツボなとこだなあ。そういう意味では駿輔ももうちょっと見えたら共感できるのかも知れん。「おばあちゃん」と言われて喜ぶ藤子が可愛かったし、来週も楽しみだ。