JIN−仁−完結編/〜最終回

なんかぼんやり「仮面ライダー電王……」とか「セイザーX……」とか呟いちゃう感じはあったけど面白かったよ。
と言いつつ見ている間は結構「ええっ。それはない!」と思ってたのは、この状況で仁先生(大沢たかお)が消えちゃうことを、恭太郎(小出恵介)や仁友堂のみんながどう思うんだって思ってたからだけど、説明されたようにそれはみんなにとっては「なかったこと」なんだろうし、ただまあそういう人の思いが修正されて“なかったこと”にされてしまうはなしは好きじゃないと再々言っている私だけに、それでも咲(綾瀬はるか)がそれを覚えていて、歴史が修正された後でも医の道を歩んでいた、というオチはすごい良かったなあ。そういうささやかな人の思いが「善く在りたい」という意志に昇華されるはなしって好きなんだよね。
現代に戻った仁先生が戻れないことにジタバタしないことが微妙に不愉快なのは、私が咲中心にこのはなしを見ていたせいだと思うけど、まさにその咲さんを中心に、なんというか「この人たちの物語は確かにそこに在った」と語られた最終回だったのがすごく良かった。良いドラマだったなあ。