妖怪人間ベム/#7

と、いうわけで。やはり家にベムは1編たりとも残っていませんでしたw。
でも番組は想像してたとおりで、綾野君も思ったとおりの役でした。役的に、幸平(綾野剛)って10代くらいの“非行少年”の役だと思うんで綾野君だと見え方が微妙な感じはあったけど、幸平の屈折とか絶望が生む負の勢いみたいなのは、綾野君の柄が生かされてたと思う。
実際、幸平の父親なんか刺して罪に問われるだけアホくさいし、幸平はもっと自由に生きた方がずっと良いよね。
それができないのは父親への期待があるからだし、そのくらいの期待は持って良いんじゃないかってはなしなんだけど、でも期待できないならあきらめた方が良いよね。良いんだけどでも、そういう最後の願い的なものを、当事者がふみにじってどうすんだってことだと思うんだ。希望は人を不自由にするけど、希望のない人は善い生き方(いろんな意味で)はできない。絶望はやっぱ死に至る病だもんね。
なんかその辺妙にフワフワした、哲学的なこと言ってる番組だと思ったなー。
しかし山田幸平という役名に、軽く笑ってしまった私であるw。