ましろのおと1〜11/羅川真里茂

月刊マガジンで時々読んでいたのを、なにを思ったか大人買いしました。最初に1〜4、次に5〜11。「一生読み終わらないんじゃないの」と言われたけど、大丈夫。この漫画は演奏シーンがめっちゃ多いから、読むのに時間かからないもんw。
長唄は多少聞くけど津軽三味線はまったく門外漢なので、ベースになる知識とかまったくないんだけど、そこは私以上に三味線を知らないであろう層に向けた漫画だけあって、知らなくても問題ないような見せ方をしてあるし、モチーフがなんであろうと、少年の上昇欲求と他者との関わりで成長していく物語は普遍的なもんだよね。
個人的には学校生活編の、初心者の中でそれぞれの良さを引き出す雪の描写がめっちゃ燃える。レベルの高い中での競り合いも良いんだけど、おはなしとしては停滞にも見える温い環境の中で、少年の魂が脆いなりになにかを求めるはなしが好きです。ごめんなさいショタでw。
特に好きなキャラとかいるわけじゃないんだけど、なんとなく読んじゃってます。先が楽しみv。