仮面ライダーカブト第3話「俺が正義!!」

設定説明の1、2話が終わり、ちょっとキャラの性格描写を始めたかなって印象の今回。しかしこのハンパなリアリズムがどうにも肌に合わないなあ。ゼクトと天道をつなぐのが加賀美だけっていう状況も、めちゃめちゃ私にはストレス。
1話と今回で「ワームを倒す」と息巻いてる部分と、2話で「下ができる」と岬の前ではしゃいだり、「バイトしてライダーバイクを弁償する」という事態の認識がどうにも私の中でつながんない。なんだよ、馬鹿の設定なのか?
こんな馬鹿がゼクトの一員だって時点で、相当緊迫感が削がれてるよ。
その削がれ方が設定に合わないと思うのは、私の個人的感想なのかも知れないけど。

「あなたにゼクトの一員は勤まらない」というあなたの意見には、全面的に同意するよ、岬さん。なんでこんなのに任務を与えるのか全然分かんないけど。
あ、もしかして天道を釣るエサ?
1話から気になってたけど、ゼクトの任務につく加賀美が背広なのもちょっとなあ。秘密組織だというならなおさら、小僧キャラの加賀美にはもっとカジュアルな格好させとけば良いじゃん。
この入社したてのサラリーマンみたいな加賀美のキャラが、ライダー枠で出てくるのがなんか嫌なんですけど。
天道のキャラはもう慣れた。ひよりもわりと慣れた。今週、台詞が聞き取りにくい場面が多かったけどそれは良いや。
「後でもみ消すのに苦労するから、簡単に組織の力を使うもんじゃない」という理屈には納得しますが、「警官を殺した女を拘束したが、同じ顔した女がもう一人逃げた」という異常な事件なんだから、同じ留置場に潜入するくらいなら最初から渡してもらえば良いじゃん。
なんか気にするところがいちいちずれてるんだよなー。一般人が留置場から拘束中の犯人連れ出せる世界で。

カイザ村上、ほんと視聴率アップのエサ以外のなにものでもない出番だったなー。
最近の役の中ではずいぶんナチュラルな演技が見られておいしかったけどw。
背景を止めるだけでライダーとワームのスピードが上がっていることを表現できてる演出は、なにげに経費節減効果もありそうだと思うんだけど違うんだろうか。
戦闘シーンはかっこ良いんだよねー。そこに挿入される、一般人救出のギャグシーンが、これまた私の好みと合わないんだけど。

ワームを加賀美が倒したなんて、信用されるわけないじゃん。それよりライダーバイク返せよ、天道。
そして今週、DVDレコーダーの不調で画面が止まり、「あれ? なぜここでクロックアップ?」と思う事態が頻出。
2か月前に修理したばっかなのにマジかよー。
HDD付きのDVDレコーダー買えっていう、神の声かしら。