夜王終わっちゃって寂しいなあ

いやうん。タイトルがすべてw。

あんなに毎週腹が立ったのは愛ゆえだったのねと今さらのようにw。
思い返しても、思い入れスポットになりそうなところは須賀君くらいしか思い当たらないのになんでだろう。
なんにしろ最終回の視聴率は19.2％とのことでめでたいことです。

この番組、終盤まで迷走したのは「すべての女性を幸せに」という遼介の言い分に脚本家が納得できなかったからだと思うのね。その解決策は最終回でオーナーがなんか言ってた気がするが間違えて前半分消しちゃったので確認できんのだが。
原作の遼介はそんなこと言ってなかったと思うので、ドラマのメインターゲットになるであろう女性視聴者層に配慮しての発言だと思うが、なんで「ロミオに行けば遼介が私のことも幸せにしてくれる」なんていうカタルシスのない仮定でドラマ見なあかんねん。
現実にホストクラブ行く気はなくっても、見る時にはリシャール20本入れられる身分のつもりで見てるからそういう気遣いはいりません。

原作の遼介を表すキーワードである「ロミオの異端児」を表現するには松岡くんはほんとミスキャストだった。
端正でお行儀良くって、「女に媚びてる」オーラがないから売れっ子ホストに見えないのだ。
その辺は脚本の不備もあると思うから一概に松岡くんを責めることはできないけど、松岡くんの見せ場は最終回の共闘部分くらいしかなかったなあ。遼介にもっと若い役者持ってきて、修の役とかの方が合っていた気がする。
この役の要君は好きだからそれじゃいやだけどねw。

もっと単純な成り上がりストーリーで良かったと思うなあ。面白くなってきたのは岩城滉一が出てきた辺りだし、「共通の敵に立ち向かう」って感じが良かったと思うんだけど。
「聖也派に見せ場がきた週は評判が良い」って、かなりこの番組の問題点を如実に表してる気もする。
松田悟志くんが腐れホストを演じた4話は他人の通帳を持ち出す遼介に目をつぶれば面白かったので、毎週トラブル解決に向けて聖也と遼介の貢献度を競うとか。

しかし役者って、台詞に書いてないものをどれだけ表現できるかで存在感が全然違うなと思った番組だった。
北村さんは言うに及ばず聖也派の3人がいなかったら、きっと毎週感想を書く気力は湧かなかった（笑。

なんだかんだ言って、きっとDVDの最終巻と4話収録巻は買ってしまうであろう。
未だに見れていないハギー出演のSPもw。