仮面ライダーカブト/第14話「裏の裏の裏」

今週見て「なにこの仮面ライダー響鬼」と思った私には、もはや響鬼への愛もカブトへの愛もないのかも。
ごめん白倉さん。これが面白かったって感想書くのは私には無理。

疑問その1。加賀美が内通者だとして、殺された隊員の携帯に加賀美のデータが残っていたことが理由になるのはなんで? 殺された隊員が内通者で加賀美と通じてた可能性があるから?
その2。いくら加賀美が阿呆でも、場を離れる前には携帯返してもらうだろ。
その3。天道がサルでひよりの料理を食べずに、つけを払って帰ったのはなんのため?
その4。天道に絶交を言いにきたひよりが、あきらかにいつもよりおしゃれしてるのはなんで?
その5。天道の料理で、あっさり天道への不信を払拭するのはなんで?
その6。内通者の疑いをかけられたとはいえ、逃げ回ってても疑いは晴れないだろう。いきなり処刑なんて目にはあわないのは天道の時で分かってるんだから、拘束されて疑いを晴らす方が良いんじゃない? 加賀美にそんな判断無理、っていうならそうだろうけどさ。
その7。ワームに内通してなんか良いことあんの? あと、擬態したワームが1匹混じっていたら数が合わなくならない?
その8。クロックアップしたカブトにぶち当たられたら、弾丸が当たるのと変わらないと思うんですけど。死ぬよ。
その9。樹花が帰ってくるのは分かってるんだから、うろうろしてないでうちで飯食えよ。
あ、その10。 組織に勧誘するなら、普通に給料は提示するんじゃない? アバレンジャーじゃないんだから、金額はともかく給料は払うでしょ。
その11。もう来ないって言ったサルに行ったのはなんで?

悪名高い太鼓祭りさえなんの疑問も感じずに楽しめた私でも、これだけの疑問点を放置して楽しめと言われるのは辛すぎるよ。もうどなたか私の目が節穴だったと思うような、美しい感想書いてあげてくださいな。

正直感想を書くに当たっては虫の居所というのは確実に影響あって、今週の私がカブトを擁護しようと思えないのは、期待していた部分を裏切られたからというのはあると思うよ。だけど、正直今週の期待って最後の砦だったからさあ。

天道の無敵っぷりがはなしをつまらなくしているのはあると思うので、樹花とひよりという天道にとって特別な存在を使うことで、天道を描写してもらえると期待してたんだけどね。絶交を言われた天道がサルのつけを払いにきたのはひよりのために「もう来ない」と意思表示しにきたのかと思えばあっさりまた行くし。おまえの価値観は価値観として、両親を殺した相手かも、と思う相手と友達付き合いはしんどいっていうのは分かんない? 分かんない人間だとしたらがっかりだし、分かった上でとぼける人間だとしてもかなりがっかりだ。
ひよりの気持ちをどう変えるかってすごい期待してたんだけどね。とりあえず今日のひよりの気持ちの変化に納得できるほど、白倉さんへの信仰は深くないです。

つーか。完全に押さえどころを間違ってる気がするんだけど。白倉さん。どうしちゃったの?
戦闘シーンはもう言及する気にもなりません。解説を喜ぶほどテンション上がんなかったし、音楽も空々しく聞こえた。あと、家族においしいものを食べさせると言うならその時間に暖かい料理を出してやるのは最低条件なんじゃないかというのは個人的価値観だから言い張るつもりはないけど、ひよりと樹花を家でふたりきりにするためだけに理由もなくうろうろしているんなら、その辺でワームとでも戦ってたら? せめておかずは全部用意済みとかでも、ワームが出てきて「そろそろめしが炊きあがる頃だから帰りたいんだがな」とでも言ってくれれば私は納得できたんですけどー。

なんでか出てきたドレイクも謎だったけどね。来週は敏樹様だっけ? なんかこれが面白くできるなら神だって気がしてきてるんだけど。