マイボス・マイヒーロー/第4話

つーか敵前逃亡はあんまりまずいだろう、真喜男(笑。
胸の中の小人の正体に気付くだけのために1クールのドラマでまるまる1話費やすのはどう見てもやり過ぎです。本当に(ry)。いやこの過剰さこそがこのドラマの醍醐味さ。
しかしこのあんましにも腑抜けた行いの数々に、ひかりが愛想を尽かさないかとおねーさんは心配だよ。
今週のポイントは「あれでは牙を抜かれたようなもの」だと美喜男が言うのに「あいつは大丈夫だ」というおとうちゃん。別にパパは真喜男を違う人間にしようと思って学校にやったわけではないんだよね。
そもそも真喜男が学校に行く羽目になったのは2桁の足し算ができなかったからで、それがついこの間のことだったことを思えば今の進歩は十分過ぎるくらいだ。実際生活するのに必要な知識なんか小学校卒業レベルで十分だもん。もの知らずが露呈して恥かくことは普通にあるけど、それはどれだけ知ってりゃ十分ってもんじゃないし。
真喜男のやばかったところは「勉強なんかしてなんになるんだ」と言いながら実際は自分が馬鹿だってことにコンプレックスありありだったとこ。今週の女談義に象徴されるように、真喜男は本当のことなんかなにも知ってはいない。もっとも本当のことなんか知らなくたって生きていくのはそんなに困らないし、見ている私たちだって本当のことなんかいくらも知らない。
保健室の先生の言うように学校で学べるのは勉強だけじゃない。今だって真喜男はクラスメートに比べて十分馬鹿だけど、今の真喜男は馬鹿にされても大丈夫な程度には馬鹿であることのコンプレックスから解放されていると思う。
とりあえず弟が帰ってきたことを喜んでやれない人生は寂しいからな。精進しろや。
肝試しの最中ツルゲーネフの姿を見て胸の小人の正体が“初恋”であることに気付くシーンは爆笑したよ。ほんとこのドラマって、真喜男とドラマの作りの馬鹿比べ対決だよなー。
気になるのは明らかに真喜男との対比ポジションにある鉄仮面の恋の行方。ラストどうなるんだろう。とりあえず真喜男のあの顔を「見つめられる」と認識するあんた変だよ(笑。
それにしても真喜男の制服を着る真鍋とか、ほんとこのドラマはどこを目指してるんだ。