仮面ライダーカブト/第29話「闇キッチン」

おいこら吾輩。迷い箸は行儀悪いぞ。
「ちゃんとはなしに絡んだ戦闘シーンを入れてくれよ、これはこれで楽しみなんだから」とか、「生簀本人を仲間にしなくても、能力なんか擬態すれば手に入るじゃん」とか、いろいろ突っ込みたいところはあれども笑えるところはさすがだぞな敏樹様のギャグ回。去年は夏はまだ高寺体制だったしカツオ編はギャグというにはいろいろ微妙だったから、視聴中のギャグ回は初体験だぞ、ドキドキw。
しかし阿部さんきっつかったなー。よもやここまでできる人とは。生簀はキモチワルイから来週見ればたくさんだけど、阿部さんには今後注目していきたいと思います。
まあ番組自体は小ネタの嵐で取り立てて語ることもなく。番組冒頭の天道家の食事シーンは、こういう躾をしていたらろくな大人にならないぞ、とは思った。続く剣の初給料シーンで、なんとなく剣がどうやって育てられてきたのか分かった気はした。
とりあえずなにも壊さずにできる仕事というのも世の中にはいろいろあるし、転職したらどうだろう。うちの会社くる?

おかしいやら燃えるやらで微妙な気持ちになったのは、生簀とじいやの料理対決シーンのBGMが「FULL FORCE」だったこと。戦闘シーンのBGMだからねえ。いや間違いなく戦闘シーンなんだけどさ、うん。カブトの戦闘シーンはかなり控え目だったのがなんというか。
先週ラストに出たライダーについて語る天道と加賀美のシーン。この二人、どっちが変だと思う? 私はやっぱり天道の方が変だと思うんだけど。加賀美は絶対に友達になりたくないタイプだけど、それは変だからというのとは別なんだよね。行き過ぎて普通だから変っていうの? まあそれはそれとして、馬鹿にするような天道と悔しそうに馬鹿にされている加賀美のシーンというのは好きだ。なんか天道は加賀美を馬鹿にしているときが一番楽そうというか「気を許している」感じがするので。
しかし水島君髪切ったら? Vol.1のCMと比べ物にならないくらい老けてるんだけど。
あと気になったのは生簀の身幅の足りない着物。いわゆる七五三の五分回しにしたてて生簀の堅気じゃないキャラを立てたのか、ヤクザ映画メーカーの東映の衣装部にあるのを適当に選んだらああなったのか、いずれにしてもちょっとはだけ過ぎじゃないでしょうかと思いました。黒金市松の角帯とかも合わせて、なんとなくおかしかったから良いんだけどね。
しかしこの手のはなし見る度に思うけど、うまい料理を何種類も並べて一度に食うのってすごい無駄だよなー。味わって食える量には限度があるんだから、何度かに分けて食えば良いじゃん。うまいもん食う幸せを棒に振ってるとしか思えない。番組の感想じゃないから良いんだけどね。最近うまいもん食ってないんで思っただけ。
あとおとうさん。味覚のないまーくんに料理人の選定任せてどうすんの。
そういえば麗奈と三島のやり取りはなんのつもりだったのかな。恐怖を逆手に取って影ちゃんを使ってる三島の発言にしちゃ「機械と同じ」は違和感あったんだけど。恐怖なんか機械的反応だっていうのか、そういう感情を認めたくないメンタリティが三島にはあるのか、いずれにしてもまーくんがそれを描写してもらえるほどの重要キャラだとはもう期待してないんだけど(´・ω・`)。
そしてこんな小ネタの嵐の中、ついでのように明らかになるぼっちゃまの正体_| ̄|○。せめて来週はなにかフォローがあると期待しましょう。