ラヴァーズ・キス/阿部君注目視点感想

LOVERS' KISS ラヴァーズ・キス [DVD]映画「ラヴァーズ・キス」オフィシャル・ガイドブック
カブト29話の闇の料理人の中の人阿部君。どうも名前の字面と顔に見覚えあるなあと思っていたら「ラヴァーズ・キス」に出てたの思い出した。そりゃー見覚えあるよ。手持ちのDVDだもん。
(555で木場に殺された従兄なのは出る前の東映公式で分かってたけど、それだけで覚えてるはずはないという自信はあった。自慢じゃないが顔覚えるのはほんっと苦手なのよ)
というわけで久々に見直してみたんですが分かって見たからってそう印象が変わるはずもなく。
そもそも原作を気にしなければガッキーと阿部君の高尾と緒方というのは嫌いじゃなくて、というより原作の緒方というのがかなり嫌いだったので(だって純朴キャラ嫌いなんだも)むしろこっちの方が好きだな、と思ってたんですが原作を再現するのにはほんっとミスキャストだなとは確かに思う。
阿部君ってなに考えてるか分かんないように見える演技をする人で、それがこの役においてどういう印象をかもし出すかというとすんごいガチに見えるっていう(笑。
めちゃめちゃ独占欲強くて高尾略取に暗躍してますよね。ちょっとストーリーの印象が変わるくらいに。もうちょっと淡くて青春な感じだと思うんだけどな。その辺はガッキーの高尾のなんも考えてない感じでややバランスが取れてるけど。
つーか今監督のコメンタリー聞きながらこれ書いてるけど、阿部君の緒方が一番原作どおりのキャラだろうって発言には(゚Д゚) ハア?って顔になっちゃうなあ。ちょっとデビルマン那須監督が明と了の顔が一緒だからと言った時に近いもんが。
原作通りのキャラなら高尾と藤井はわりとそのまんまだったと思うけどね。ガッキーにやんちゃ、成宮君に優男のイメージがあるから違って見えるけど。どっちも役作りのイメージは原作通りだったと思う。
この映画、映画以上にDVDの印象が悪いのが実はDVDの監督のコメンタリーのせいで、コメンタリーの入れ方のグダグダ具合が「えーと。映画のDVDとか見たことない人?」って感じしちゃって。撮り方も「なぜここでアップ?」「なぜここでロング?」な違和感の嵐が。緒方が藤井の退学言いにいく場面とか、緒方写さないでどーすんだよ、っていう。
元々いろいろ大人の事情を勘ぐらせる映画なんですが、そういうとこがさらにね。「監督まで素人なんですか?」みたいな感じで。
大人の事情がなかったらガッキー阿部君Verの「ラヴァーズ・キス」なんか見れなかっただろうしまあいいんですけど。