下北サンデーズ最終回

流れとしては原作通りだけど原作読んでも感じた「小劇場って、売れない役者の芸能界ごっこじゃないんだけどなあ」って感想が、テレビドラマという芸能界メディアで表現されたことで不快感倍増な最終回でしたw。アッコさんひどい役だなあ。なんだこれ。
話題になりそうな小娘持ち上げて使い捨てるなんて広く世間に蔓延した芸能界のマイナスイメージで、そういう“悪い芸能界”の代表みたいな描かれ方をしてきたのみならず「実は悪い人でした」の正体を現した渋谷の言いなりに劇団をやめて芸能界に行くことを、売れないことにコンプレックスのある劇団員だけならともかくなんで血縁のおじいちゃんまで納得すんのさ。しかも舞台ができない理由がアッコの上がり症って、コメディ演出にしても笑えないんですけどー。
ゆいかを迎えにきたおじいちゃんの一座とかは笑えたけど、まあ1週間短くなった事情はあっても、予定どおりでもそう違ったものになったとは思えないなあ。「成功したい」と「有名になりたい」は同じじゃなくて、それをごっちゃにするからいやなはなしになるんだよ。
このドラマの視聴者って上戸彩と各役者のファン以外は小劇場演劇のファンとかなんだろうけど、「こんなんだったら見なくていいわ」と視聴リタイアした演劇ファンはいっぱいいたと思う。狙った層を取り込めなければそりゃ視聴率も落ちるだろう。
とりあえず劇場でのゆいかの演説。「公演中止」の挨拶の途中であんなん始まったら私なら帰るw。
ブルマやスクール水着を喜ぶ層が良いお客か否かはともかくとして、「恥ずかしいから」を理由にブルマのシーンを断ったはなしが視聴者の耳に入るようなポジションにいたんじゃ、監督の態度に怒る今日のシーンはギャグにしか見えないと思いました。石垣君の次回作は面白いと良いな。