セーラー服と機関銃/最終話「涙の機関銃乱射〜さらば女子高校生組長」

クライマックスの殴り込みシーンは20分過ぎには終了。回想シーン多め、血なまぐさい抗争がいやにあっさり解決と全体に地味な作りながら、泉の涙が綺麗だったんで私ゃ満足です。
殴り込みの理由は死んだ4人の正義を背負って麻薬を始末するため。うーん、ヒーローしてるわー。
殴り込みシーンの三大寺と黒木の台詞がなあ。他人の大切なものを奪っておいて、臆面もなく詭弁を弄することの残酷さ。それが真っ当に真摯に生きようとする心をどれだけ踏みにじるかということを目高組組員の造形で見せたスタッフはグッジョブでした。
長澤まさみも良かったよー。私この役だけで一生この子を好きでいられると思うw。
予想外だったのは蘭丸にやられる黒木の最期。実は意外と使える設定だったのか? まあ森蘭丸だって普通に考えたら護衛役の荒小姓だったんだろうから本来のポジションと言えるけど、2人殺人の実行犯かー。何年食らうかなー。つーか濱口も若頭も現行犯逮捕で実刑は避けられないだろうし、さすがに濱口組は解散確定っすね。
三大寺と黒木が罪を裁かれずに自殺したり殺されたりってなんか嫌だけど、一人殺して4人の殺人教唆とはいえやくざじゃ死刑判決は微妙だし、これで良かったのかもね。
惜しむらくは泉のキャラなら納得できるとはいうものの、佐久間への気持ちが淡すぎてオチがぼやけたかなあ。
残った佐久間は泉にとっちゃ目高組そのものなんだし、一緒にいたいと引き止めるくらいはして良かった気が。
さよならは別れの言葉じゃなくて、のやり取りは、泉からの台詞も変だったし佐久間の台詞もちぐはぐだったかな。
でもこれまでもこれからも、泉は筋を通して変わらず生きていくんだろうな、と思える最終回だったです。
DVD出たら買うからねw。