ハケンの品格最終回

拡大してたの知らなくって途中で切れてたよ。つってもビデオの録画は1時間単位で入れるから見れなかったのは2分くらいだと思うけどw。<「今度はあなたに社長賞をとっていただきます」のとこで切れた。
でもまあもともといー加減に見てた番組だから軽く印象のみ。
森ちゃんのアイデアがあったって、それを具体化する基盤がなければ実現なんかできないわけで、それを具体化したのがマーケティング事業部および里中の仕事なんだから、里中がああいう理由で社長賞を辞退するのは変だよな。会社の企画は特許やアイデア賞じゃないんだから。
それでもあのスピーチや会長とのやり取りは里中のキャラを表すには効果的だったと思うし、この番組はそういう企業の実態みたいなものよりキャラ建て重視で作った番組だったとこが、わりと対象を選ばずに楽しませられた原因なんじゃないかな。しょせんテレビでやってる職業描写なんかなんちゃってだし。
ただそういう点で、誰のキャラも好きになれなかったのが私がこのドラマを見たら楽しめたわりに楽しみに見る感じにならなかった原因だと思う。森ちゃんの職業意識なんかハケンどうこうって問題じゃないし、個人的な反感があるにしても派遣であることを理由に罵倒する東海林なんて、文句があるならハケンを入れる会社に言えって感じだし(そもそも窓際部署のマーケティング事業部に3人の派遣なんか必要なのか? 番組見る限り社員でこなせる程度の仕事にしか見えなかったぞ)、なにより大前春子のキャラが普通に不快だった。職業スキルでポジションを確保するハケンにこだわるなら、他人に不快感与えない程度のヒューマンスキルは必須だろ? あの態度を貫くのは甘えだと思うよ。
もっともその透けて見える甘えた根性すら可愛く見える魅力は春子さんにはあったと思うんで(そこらは涼子さんGJってことで)、好きになれなかったのは私の好みだとは思うが。
ここ1か月くらいのハイパーなわけわかんない台詞のやり取りとかは制作協力に入ってるオフィスクレッシェンドっぽいなと思ったんだけど、わりと視聴率もそこそこなドラマだったのに、終わり際にそういうナンセンスコメディみたいなテイストを出してきたのはなんでだったんだろ? その方が誰にでもある「職場」というリアリティで見そうになるドラマを異化できてて、私は好きだったけどね。