仮面ライダー電王/第19話「その男、ゼロのスタート」

ぶひゃひゃひゃひゃ。あー、色々と楽しかった!

いや4話の時から思ってたけど、良太郎の怒った顔はカワイイなあ。最近は体勝手に使われて怒るシーンもとんとないし、他人に故なき敵意を向ける子ではないんでほとんど諦めてたけど頑張れ桜井くん!<をい。
しかし良太郎のセンスも大概とはいえ、桜井のセンスもどうしたものか。着ているものはマトモなのにデネブのあのデザインってどうなのよ。ベルセルクの坊さんかと思った。
まあ某所で騒いでる人々の言うように中ちゃんの登板が伸ちゃんの悪意とは思いませんが(なんで自分の番組つぶさなあかんねん)、過去作出戻り組のいつもの劇中ポジションから考えて、侑斗の造形が桐矢を踏まえたものなのは確かだよな。「友達になりたいならちゃんと」には、思わず変な声が出たわ。
そしていらっしゃいませ舞原監督。今週のハナちゃんの目を見張るような出来の良さはあなたの手柄だと信じてますよ。良太郎が侑斗の名乗りを押しとどめるシーンの、ちゃんと裏にある気持ちが分かるハナの表情のひとつひとつ。こういうシーンが坂本監督で撮られていたらどうなったことかw。<こらこら。
セーラームーン以外で意識したことのない監督なのであまり特徴は分かんないけど、今回はハナが良いなあ、長石監督だっけ?と思いながら見ていたので終わってから東映公式に飛んでああ、と思った。良太郎の演技も他の監督なら、あそこまで侑斗への不快感を前に出したものにはしないと思うし、カメラアングルとかもなんというか、気持ちに目の行くような見せ方だよな。誰かさんじゃないけど刮目したよ、私ゃw。デネブが離れた瞬間の侑斗の髪が長いまんまだとかそういうことは目をつぶろうw。
侑斗は今分かっている情報が少ない分、ミルクディッパーのシーンとか漫然と見せたらけっこう退屈なシーンになったと思うんだけど面白かったよ。記憶をなくした愛理がそれなりに穏やかに暮らしていることへの苛立ちとか、そのくせ会いにいくのにキメていかないわけにはいかないとか可愛いじゃないの。とりあえず愛理が自分の未来の(というか大人になった自分の)彼女だということは知ってるんだろうけど、かなり天然臭い大人桜井の少年時代がこの侑斗のようだったとは考えにくく(まあこの子もある種の天然には違わないだろうけど)やっぱハナのようにどこかで消滅した時間の特異点? だとしたら年が若いのが謎なんだよなー。
そういえば東映公式の過去桜井の扱いは、「キャストは過去作関係者」と言ってるのと一緒だと思ってたんだけど、今週で分かったような気がする。
思えば電王の主役がタケるんだと聞いた時も「なにもこんな特撮繋がりで特殊な色のついた子を」と思ったもんだけど(ごめん、タケるん。まさかこんなに上手くなってると思わなかったんだw)、今回の中ちゃん登板もタケるんと同世代で特撮の現場を知ってて、となったら確かにちょうど良いキャスティングだよな。侑斗のキャラは桐矢とかぶってるけどかなりいろんな(w)役をこなしてたし、今週はあまりなかったけど憑依体との演じ分けも楽しみだ。
侑斗号登場で戦闘シーンは肉弾戦中心とはいえ、狭い場所での戦闘はなかなか絵面も面白かったです。終止押されっぱなしで良太郎の助言でやっと活路を見出すモモには泣けたが(ノ◇)クラゲイマジンなかなか強かったしな。立ち入り禁止区域に入り込んで工事関係者にもあきらめられてる風な契約者をいたぶり倒す描写といいタチ悪ーーー。しかしあの契約者があくまで違うと言い張ったおかげで契約完了を言えなかったんだろうし、契約者グッジョブだw。
まあ事情が事情とはいえ今週の良太郎はちょっと聞き分けなかったね。でもそこも可愛いので良いです。<をいーーー。
はなし自体は前編で謎を振りまくこと中心とはいえ、侑斗周りの設定も色々見せてて今後の展開が楽しみだ。