劇場版仮面ライダー電王/俺、誕生!

なんかいつもの年より入ってた気がする。響鬼は初日に行ったわけじゃないし、見たのも共通前売り券は使えないところだったから単純に比較はできないんで、去年との比較になるけど小さい子は圧倒的に今年が多かった。子供シート大活躍だし、上映中に子供を抱いてトイレに走るおとうさんも多数(笑。
つーか劇場版戦隊とライダーって、大人でも途中でトイレ行きたくなる長さあるよなw。
おかしかったのは「モモタロスのなつやすみ」で一気に会場がざわついたこと。なんていうか、期待が高まった系のざわつきと違った気がするんだよなw。しかも結局泳げるようにならなかったモモ、カワイソスw。
でもって明日は会場に電王が来るんだけどどうしようかな。もうちょっと人が少なくなった時期に落ち着いてみたい気はするんだけど。
以下ネタバレにつき隠します。
えーと。面白かったです。つーかメイキングを見て予想したとおり、タケるんの才能を愛でつつモモタロスがどれだけ良太郎を好きかを知る映画でした。仕掛け自体が単純でストーリーらしいストーリーはないんですが、見せ場はコンスタントにあるし主題を担う小太郎と良太郎がちゃんと見せ場になる芝居をしているんで退屈しません。去年のように置いていかれることもなく(w)、手を叩いて笑っていたらじんわり泣かされて終わる映画です。
だけど微妙に不満なのは、良太郎が回しているはなしじゃないんですよねえ。事態収拾の立役者は侑斗だけど侑斗のおかげでなんとかなった、というほどの活躍があった印象もないし、なんとかなったのは誰のおかげかといえば「……ハナ?」って感じはなくはないけど、それだってハナが思い付く程度のことだから飛躍的に事態が変わったわけじゃないし、小太郎とかハナとかオーナーのおかげでちょっとずつ事態に風穴を空けて、結果突破口を開くに至るって見せ方がちょっと物足りない感じ。最終的に良太郎の記憶が戻ることで事態は解決するけど渡辺さんとタケるんの俳優対決でしかないひねりのないシーンで、良太郎ファンとしてはやや不満な内容でした。私本編でも良太郎の影が薄いはなしってあんま好きじゃないから。
でも小太郎が気持ちを語るシーンはどれも良かったし憑依モモ状態も楽しくて良かったです。長石監督が監督するなら誰かの気持ちを見せる映画にしなきゃ意味ないわけで(そうなのかw?)、そういう意味では良太郎と小太郎の「忘れるのは嫌だ」という気持ちの共有が全編通して切ない流れを作っていて、それを失いたくないからこそ勇気を持てるんだという二人のキャラの説得力になっているのがテレビ本編で描いてきたものにもつながっていて、結論からいえば「良太郎は良い子だなあv」という映画です。はいw。
しかしまあ物事に動じないのは野上家の血ということか、デンライナーに驚かない野上家の人々ってどうなんだろう、っていうのはありつつ(w)愛理があの日の家族を絵に描いて飾っていたラストシーンは美しかったです。前売りはまだあるからまた見にいくよw。

追記

あの絵描いたのって良太郎みたいね。劇場版パンフに書いてあったらしい。つーか私が見たとこでパンフ見なかったんだけど見落としただけ? やっぱ明日もっかい行ってパンフ買った方が良いのかなー。日曜日はテレビに集中したいんだけど。

追記その2

そういえば牙王が消そうとした日が良太郎の誕生日だったのはたまたまだったのかな。たぶん良太郎の存在を消すためにその日を選んだんだろうけど、牙王が良太郎をどう思ってるのかっていう描写がないんでそれが分かりにくかった。演じる渡辺さんがかっこいいんで牙王もかっこ良いんだけど、やってること自体は自殺できなくって大量殺人に走るDQNと変わらんよーな……。
消せない時間の象徴=特異点としての良太郎への悪意、って見せ方をしてもらった方が私ははなしにノレたかなあ。牙王の行動も良太郎が関係しているわけじゃなく、タロたちも良太郎さえいればなんとかなると思っているわけじゃない、良太郎がはなしの中で強烈に求められてるはなしじゃない、って辺りがいまいち不満な理由かも。