魔王/#7

ある意味成瀬先生ネタバラシの回。今まで感情の動きも押し殺して復讐する万能の魔王として振る舞っていた領が、絶体絶命の時に彼を救った天使の物語?
つーわけで毎週負け知らずで直人を追いつめてきた成瀬先生が利用したはずの真紀子に窮地を救われて、自分が友の死を利用したことを知っていて赦してくれていたその姉の気持ちを知るはなしなわけですが大野君は頑張っていたと思う。ただ今までのエタイの知れない無気味さの正体としては、やや心もとない感じがしたのは否めないかなー。しおりとのやり取りの末にすがるように抱きしめるラスト部分は良かった。
そしてやや出番の少なかった直人がびみょーに残念なんだが(w)、池畑の死を父のせいと思い込んで逮捕しようとするところが、それ君が昔パパにされたことと同じじゃん!っていう(^_^;。だからこそ事実が分かった時の直人の痛みがあるんだけど、結局ひどいことされたからって、やり返しても良いってはなしにはならんだろうと思うんだけどなー。
おにーちゃんって嫁と秘書のこととかも全部分かっててあれなんだよね。できた人だなー。ちょっとカワイソ。
嫁って完全に秘書とは遊びだったのね。予想外に秘書の方じゃ本気だったわけだが、考えてみたらそうじゃなかったら手は出さんわな。リスクあり過ぎるもん。
てっきり秘書が充を殺して一気に二人退場かと思ったらなんとか持ちこたえたか(笑。ほっとしたような残念なようなw。
領の事務所の誕生会は普通に泣けた。なんというか、領の気持ち次第で救われる道はいくらでもあるんだというその事実が一番領を可哀想にしているというか。直人が後悔してることももう知ってるんだからもう良いのになんで?ってはなしなんだけど、今領の足枷があるとしたら山野だよなー。でも山野って領の死んだ弟を悼んで復讐してるわけでもないよな。
すべてを罪を神は赦す、で良いんじゃないかと思うけど、領は神じゃないから赦せないんでしょうか。うーん。