We Love Rider!!

メイキング 劇場版 仮面ライダーディケイド [DVD]

撮影監督のワイヤーアクションから始まるメイキングDVDってどうなのよ(^_^;w。
ドキュメンタリータッチのけっこう固い作りでキャスト目当てだと物足りないかなあ。でも私は面白かった。ライダーシリーズはスタッフまでかっこいいよ。
今回劇場版で昭和平成ライダー24人が大集合ってことで、関わるキャストスタッフが140何人とかスタントマンが70何人とか、それだけの人に支えられてライダーの今日があるわけでなんか熱かった。ラストシーン撮影後のまーくんがウルウルしてたけど、これ目の当たりにしたらそうなると思う。
作品の質もあって、過去作品も含めたヒストリー的な内容でもあり、いろんな人が思い出に残る作品を語る中で、私らがなんの気なしに見ていた画面を作るためにどれだけのものが作られていたかを見せられると「うわあ」ってなります。地獄大使で出演する大杉漣さんが「良い作品にしようとするスタッフの熱意が伝わってくる作品」って言ってたけどほんとそうだと思う。「寂しいけどセットはなくなる運命だから、次にまた良いものを作ろうと思う」って美術さんが言ってたけど、見ている方がしょーもない辻褄あわせに気を取られているのに関係なく、ライダーシリーズのスタッフは“芸術作品”ではなく物語を成立させるために必要なものとして、当たり前にこれだけのクオリティのもんを作り続けてるんだよねえ。
ネタバレ要素としてはキャスト情報が一番すごいネタバレだったからこれといったもんはないかなあ。なんとなく映画の展開が分かるようなところはあるから、そういうの知りたくない人は見ない方が良いかも知れない。過去シリーズからのゲストとしては、重要ポジションっぽいシャドウムーンの大浦龍宇一さんと、翔一の賀集利樹さん、BLACKの倉田てつをさんはコメントしてる。ライダーマンのGACKTは出演シーンの演技でコメントはなし。
その他は海東の戸谷公人くんがショッカー軍団の衣装でアクションしてるってことでそのシーンは多め。マスクかぶってるからきみちゃんがやる必要はないし、実際予定ではJAEの人がやるはずだったけど、してみたいって言ったらじゃあしなさいってなったらしい。本人は「全然動けなかった」って言ってたけど、手順確認で蹴ったりしてるとこはなかなか堂に入ってるんだけどね。
チョロチョロ入ってるオフショットの好感度が高いのは、夏海の森カンナちゃんだなー。あらたまったコメントはほとんどないんだけど、ライダーそろい踏みを写メったりしてる姿が本気で盛り上がってる感じで可愛い。別にライダーファンだったってはなしはしてなかったはずだけど、自分がライダー作品に出てる中でそういうの好きになった感じが見てとれて良い子だなー、って感じ。士の井上正大君はネタバレに繋がるせいかあまり出番はありません。ユウスケの村井良大君は夏海とセットでよく映ってる。
全体に、キャストのファンよりはライダーシリーズのファンに向けた内容。でもすげー楽しかった。公開が楽しみになったv。