ふたつのスピカ/第6回「宇宙で弾くピアノ」

http://www.nhk.or.jp/drama8/spica/index.html
すげー疑問なのはですね。近日中に容態が急変して死んじゃうような状態で、「宇宙での生活には耐えられない」なんて言い方をするのはなぜですか? 入院して安静治療の必要な状態なんて、宇宙で以前に日常生活に耐えられないんでしょーが。
もうすべてこの調子の安っぽい描き方のトーンがすごいイヤ。公式サイトでドラマのサイドストーリーがupされてるんだけど、私秋のはなし読んでつくづく思ったわ。ねえ夢を見るってそんな特別なこと? ミュージシャンになりたいからバンドをやるんじゃなくって、音楽が好きだからバンドをやる生活の延長線上にミュージシャンになる子もいるってことでしょう。宇宙学校に入ったから宇宙飛行士になるんじゃなくって、宇宙が好きだって気持ちの延長線上に宇宙に行ける未来もあるんじゃないの?
この番組のどこが嫌だったって、キャラみんなその夢のベースにある気持ちが見えない、成績が良いからこの学校に入って、留学生に選ばれるためにガツガツ勉強する、勝ち組人生の結果としての将来像しか持ってないとこだよ。そんなんだから留学の機会が得られたことも、タナボタとしか感じられないんじゃん。
なんか根本的な価値観が許しがたく嫌だ。こんなドラマ子供に見せて欲しくないけど、男子二人が良かったのがめっさセツナイわ……。