仮面ライダーダブル/第6話「少女……A/嘘の代償」

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うーんなんかこの演出イヤだ。動いてなんぼの仮面ライダーが、変身して立ってるだけで良いと思うなよとか、せっかくダブルが活躍してた先週のシーンを、まったりナレーションの背景にすんなよ、という点も含めて納得いかん。
そういうのはいつもの監督じゃないという先入観から来るものかもとは思った上で、ちょっとした演出でなんかなるのに、と思う部分の最たるものがあの依頼人の扱いなんだよねえ。なんで市会議員辞めたの? そもそも遊説にあすか連れて回らないといけないってこだわる理由が分からないし。あんなことで辞める程度のことだったんならほんとに翔太郎の言う“大人のエゴ”だったんじゃんってはなしだし、なんかまだ翔太郎はばれたって気付いてないけどあの議員は仮面ライダーが翔太郎だって気付いていて、自分のエゴで殺されかけたあすかへの嘘を、それを非難した翔太郎が守ってくれたことに感じるものがあって、とか分かるような演出だったらさあ……。
そういうのがないから、なんかほんとによく分かんないはなしだったなあ、としか思えないです。翔太郎が良いヤツなのは分かったけど。もっとみやびの気持ちの分かるような描き方なら、子供じゃないけど半熟ちゃんな翔太郎には分からない大人の傷があっても、そういうのとは無関係にすべてを守ろうとする翔太郎の気持ちに感じるものがあって自分の傷を癒される大人のはなしだったのかなあ、と思ったけど。そういうのでもないんなら、オトナムケドラマの演出家なんかいらないですー。
夜中まで機械音がしてる鷹村の工場とか、どんだけの稼働率、どんだけ大量生産してるんだガイアメモリってはなしだったけどそれはそれでw。あ。婿殿が変身したナスカドーパントはちょっとかっこよかった。なぜサルエルパンツ……w。
翔太郎がやったこと(自分にダメージのくる至近距離からの攻撃)とかも分かりにくかったし、いろいろ残念なはなしだったなあ。あすかの前で変身解除して正体がバレちゃうけど、あすかのパパは風都を見守ってるよ。そういう人はみんな仮面ライダーなんだよ、ってはなしじゃあかんかったんだろか。ライダーなんか20人以上いるんだからそれで良いじゃん。