仁/#1

2時間SPだし冒頭の現代パートがタルイこと言ってんなあ、って感じでいい加減に見てたけど、恭太郎を手術する辺りからは面白かった。原作村上もとかなんだ。wiki見たけど面白そう。
仁のする手術とか江戸時代の技術じゃできるわけないし、そこで命をあきらめる術はその頃の人は今より知っていたんだろうけど、だからって肉親を失いたくない、生きていたい、という気持ちは今も昔も変わらなくて、くだらねーセンチメンタリズムでフリーズした仁先生が、喜市のちちんぷいぷいで再起動するのは泣いた。こんなの大昔からある鎮痛のおまじないじゃん。なにやってんだよ先生。
現代医学の知識があれば簡単だと思える手術が、薬も設備もないところではそんなもんでもなくて、自分の技術だと思っていたものが単なる知識に過ぎないと悟って、いるべきでない場所で帰る場所を思って泣く仁を、ポジティブでやるべきことを分かってる感じの咲が受け入れるシーンも良かった。今とは違う常識をさりげなく見せるバランスも良かったし、面白くなると良いなあ。