傍聴マニア09/#1

http://www.ytv.co.jp/bouchou/index.html
録画失敗したのを某さんにコピー送ってもらいました。某さんありがとう! こういう番組大好き!
もともと裁判ネタ系のものは好きなんですが、こういうドラマ好きだなあ。
被告人@忍成修吾の格好に北@向井理が驚くシーンがあったけど、個人的に機会があって裁判を傍聴したハタチの時、被告がスーツ着用じゃないことに驚いたことがあって北の気持ちは分かりました。いや白石君の場合スーツ自体たぶん持ってない気がするけど、私が見た裁判って被告もハタチだったから成人式で絶対持ってたはずだし、ああいう場所ってスーツじゃないと入れないんじゃないかくらいの印象だったもん。今はそんなこと思わないけど当時は若かったし、今でも普通の人が被告のああいうかっこ見たら驚くんじゃないかなあ。スマイルでも弁護士がスーツ着るよう指導する場面があったけど、印象として「きちんとした格好をしている」=「きちんと反省している」に見えるのは確かだと思う。実際は山野@六角精児が言うように、弁護士が気が利かないやつだっただけなんだけどさw。
最初の裁判の白石君が裁判ではまるで反省してる様子を見せず、そのくせ被害者の母親が帰る時になって頭を下げてて、傍にいただけの北にまで頭下げてるのも、普通に考えたら「あっちだって信号無視だったんだから、事前にマトモなかっこで謝りに言っておけよバカだなー」ってはなしなんだけど、ほんとにそういうこと考えられずに「気まずい」だけで謝りにいかないオバカサンっているんだよね。だからって実際の白石君が、人ひとり死なせたことに見合うほど反省してたかって言ったらそうじゃないとは思うけどさ。だから白石君の裁判って弁護士の指導不足、山野の言うように「ショボイ裁判だった」って言うのがすべてだと思うんだけど。
対して木村の方はほんと弁護士のお膳立ての行き届いた見どころ十分な裁判でさあ。まあ依頼料からして違うんだろうけど、美人検事がその証言を覆すとこまで含めてショー要素満載でしたよ。でも被告やその家族にしたら、事件を訴えられて裁判のとこまで日常生活でしかない「事件を起こしたことにまつわる諸々のもめごとに関する情動」を、都合良く初公判で一番盛り上がるようになんかそらーできないと思うの。だから裁判って、ある種裁判官にアピールするショーなんだし、それは裁判員制度が導入された今後はますますそうなるってことだよね。
来週も扱う裁判は2件みたいだし、こんな風に裁判のやり方を対比する見せ方で行く気かな? 向井リーは申し分なくうまいし、六角精児もキモチワルイけど向井リーとのバランスは面白いし、南明奈もまあはまり役。キャスト欄にクールビューティ検事がいるんですが、毎週メイン事案にはこの人が絡むのかなあ。今週美和が家族写真に触れなかったことを言ってたけど、検察官だって人間だから犯罪の種類によって許せる許せないの尺度は変わるよねえ。
事件の関係者には基本裁判に関すること、メインキャストの目に触れる程度のことしか語らせず、あくまで3人が野次馬的に持った感想やつっこみで番組を持たせる見せ方も面白いし、そうやって面白く見せているけど、語っていることの本質が面白おかしいだけのものじゃないところも好みです。来週も楽しみーv。