サムライ・ハイスクール／#6

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ごめん。この人たちの言ってること私全然分かんない。
あのさ。小太郎が大学行くつもりでいたのは分かるけど、とーちゃんが失職した現状で住宅ローンもあって、この兄妹のどっちが大学行くかっていったらそらー小太郎の言うように妹だよね？　大学行かなきゃ就職できないっていうけど、小太郎に入れる大学を卒業しても、それって高卒といくらも条件変わらないと思うよ。だったら高校で就職口探してもらう方がナンボかマシだと思うんだけど。
受験やめてバイトするって言う小太郎に、働く意識が全然ないのは確かだけど、だったら小太郎のすることは働くってことをちゃんと認識することであって、なんとなくどこかの大学入ることじゃないと思うんだけど。この期におよんで小太郎が大学行くことにこだわるとうちゃんもかあちゃんも私は全然分からん。日テレには隠れたスポンサーとして、アホ向け私学でもついてるんですか？
というか、小太郎に戦国小太郎が憑いてることがバレたら死んじゃうなんてはなしいつ出たの。先週？　つーかそれってXmasの奇蹟と同じなんだけど、そんな設定あったら憑依ものの面白さって半減じゃない？　主人公と協力者のドラマはまったく描き様がなくて、主人公ひとりが周りにアタマオカシイと思われながら、ひとりでグルグルしてるしかないんだもん。
とうちゃんに勝負を挑まれても戦国小太郎が出てこなかったのは、とうちゃんに正されるべき非がなかったからだろうけど、戦国小太郎の常識が現代社会で通らないことを、現代社会の歪みと糾弾して終わりで良いんですか？　というか、戦国時代の常識なんか、現代と比べたってもっと歪んでた部分いっぱいあるよね？　戦国小太郎がそういうものに「否(いな)」と言えるのは、戦国小太郎が武士の家に生まれて強さを押し通すだけの才があった、しかも世の中の理不尽をさほど知る暇もなく、殿と自分の正義に殉じて17才で死んじゃえたからってだけだと思うんだけど。戦国小太郎が世の中腐ってるっていうのは勝手だけど、こっちはこっちでこの時間の尺度で生きていくしかない、その中なりの正義の通し方があるということを、小太郎も戦国小太郎も学ばなくて良いのかなー、ということを、私は小太郎や戦国小太郎より井上由美子と櫨山Pに言いたいよ。こんなくだんないはなしで良いの？