One Life!◆桜田通

桜田通「One Life!~7days Family~」~前編~ [DVD]

桜田通「One Life!~7days Family~」~前編~ [DVD]

桜田通「One Life!~24/7 FATE~」~後編~ [DVD]

桜田通「One Life!~24/7 FATE~」~後編~ [DVD]

男の子アイドルの素顔を映すメモ・リアルシリーズとして出たドーリのDVD前後編。買ったのはずいぶん前なんですが(たぶん軽く一月は……)見ている暇がなくてやっと見ました。見ないんだったら買うなってはなしなんですが、見たくて買っても見る暇なかなかないんだよー。
キャスト自身のやりたいことを聞いてってことで、犬好きドーリが思い付いたことは毎年11万匹が殺処分される犬を1匹でも助けたいと、保健所から引き取った犬の里親探しをする施設の犬と1週間暮らすということ。生まれてすぐ保健所に持ち込まれ、名前もない4か月の犬に名前を付け、臆病で散歩もできない彼と共に暮らすドーリはちゃんと叱ることもできないし、結局トイレの躾もgdgdにしちゃう困った飼い主なんですが、縁あって出会った彼に昨日より楽しい今日をあげたい、と頑張る姿は見ていて胸が熱くなります。
期限は1週間。その間に里親も探して見つからなければ施設に戻す約束とはいえ、一緒に暮らした犬と別れるのがつらくないはずがないし、この子の思考回路なら、施設に戻すことが今度は自分が捨てることになる、とか思わないはずないと思うんだ。そういう意味で施設に戻った犬が、元いたケージの犬たちと楽しそうにしているのはほんとに救いだったんだろうけど、別れたドーリが鼻を赤くして泣いているのにはもらい泣きしました。
里親探してたドーリが自分の手で里親見つけてどんな人か確認して渡したいと思う一方で、見つかったらとられちゃう気がするから見つかって欲しくない、自分が飼える大人になるまで待ってて欲しい、って本心なんだと思うし、そこんとこで自分が“大人”じゃないから決断する資格はない、と思うところがドーリの良いとこなんだよね。その中で別れる彼のために首輪を作りネームプレートを作り、いつか会うほんとの飼い主のもとで幸せに暮らすための説明書を作る。そして彼を忘れないために首輪とお揃いのブレスレットを作る、その全てが「ああドーリだなあ」というDVDでありました。スタイリストはお馴染みの手塚陽介さんだし、たぶん手持ちor固定のビデオカメラ1台で回してるわりに画面もきれいだし、なによりドーリがすごいカワイイんでオススメ。
ちなみにドーリがつけた彼の名前はフェイトです。「ゲームかよ!」って感じですが、「巡り合わせ」という意味があるそうな。エピローグとして新しい飼い主のもとで暮らすフェイトの映像がありました。