宿命1969-2010/#3

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今読書中。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京(上)

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京(上)

つっかこんなアホーなかーちゃん持って崇(北村一輝)が可哀想。結婚できないっていうなら、なぜ事情説明しないの? いい年して自分のしたこと怒られるのがイヤなの?
原作のかーちゃんがすんげーDQNでドラマはちょっとマシなんですが、その分言ってることが温くてすげームカツクよ。だって崇にしたらこの縁談を取り止めることって自分の人生計画やめにするくらいのことじゃん。事情の説明もなく納得できるわけないでしょ。
そこで事実を知った白井(奥田瑛二)がすぐに事態を呑み込めないのは当然として、一瞬三奈(真野響子)の理屈に納得しそうになるけど、結局自分の政治生命が危ないのを知ってあくまではなしを進めるのは当然だと思う。不退転の覚悟ってそういうことじゃないかなあ。事実はどうあれそれが自分達しか知らない秘密なら、人でなしになる覚悟を決めて秘密は墓まで持っていくってことでしょ? 革命家気取りで学生運動やってて逮捕されたら全部後悔する三奈とは前提から違うよ。三奈も崇に気を変えて欲しいのなら、事実を話して「あなたに人でなしになって欲しくないの」って言えば良いんじゃないかなあ。崇がどういうかは分かんないけど。
総理と崇を引き会わせて別れ際の白井が崇をちょっと放心したような表情で見つめるのがすごく良かった。あの顔って、覚悟を決めて秘密を抱える気でいる白井が、一瞬父親の情で崇を見る場面だよね。
自分はこれが今期一番楽しいw。