タンブリング/#1

http://www.tbs.co.jp/tumbling
脚本:江頭美智留 演出:伊藤礼
人物としてはまるっとクズだけど、気の良さだけは見せるもっくんがさすが。つっか、航(山本裕典)のかける迷惑レベルとして、一番説得力ないのがかあちゃん(大塚寧々)だって気がするけどなー(^_^;。
航の人物像と動機、竹中(瀬戸康史)の反感から許容、その上での挫折まで見せる上でちゃんと2時間使った意味のある良い初回だった。最近はこういう意味のある初回拡大枠ではなしのベースをきっちり見せるパターン多いよなー。最終回の拡大は意味のないのが多いけど。
ネタや絵面がまるっとこの枠のなんぞとかぶってて、そういえばあれは一昨年の今頃だったなあ、などとトオイメになっちゃう感じとか、自分のせいで怪我したメンバーの代わりにちゃんとやる気になるとか、もっくんやってることがアレとおんなじですよとかあるけど、航が本気だってだけでなく、その航のしたことを許して受け入れる部員の気の良さや性格・優先事項をちゃんと見せるキャストや演出も良かったし、それら踏まえて問題は航の分かってなさだけでなく、受け入れる竹中も甘いし肝心のことを分かっていない、という辺りでドラマとしていろいろ面白いことやってんなー、って感じ。
航に対する木山(大東俊介)とか、竹中に対する鶴見(中土居宏宜)とかTBSはエサを忘れませんw。しかし大東君はほんと学生服が似合うなあ。詰め襟だと二十割増くらいでウツクシク見えるよ。
ほんとこのまま面白いと良いなあ。つっかこういう群像劇の中で、ちゃんと努力の成果を出した上で力があるって見せられるもっくんの初主役って辺りで良い番組になって欲しいと心から思うし、そういう初主役を射止めるもっくんのファンがなんかうらやましいよ。