ゲゲゲの女房/第3週(#13〜18)

http://www9.nhk.or.jp/gegege/index.html
オモシレーv。ぶっとんだ村井家の中では一番常識人のはずなのに一番ぶっとんでるようにも見える茂(向井理)の人物像を含めた村井家の飛ばし方とか、それに比べたら常識的な家のはずなのに、茂に嫁いでも大丈夫だろう、と思える布美枝(松下奈緒)を育んだことになんでか納得がいく飯田家の描き方とか、なんか笑えるんだけどちゃんと善いはなしとして成立している見せ方がすごく上手い。毎回15分の枠のOP前の2分をアバンで見せて、本筋ではないけどその日のトーンを印象づける見せ方も利いてて、最近のNHKは企画レベルで面白いなあ。
んでそういう“新しい”見せ方で描いているはなしの内容が、旧態依然の“家”という単位の生き方の靭(つよ)さとか温かさなのがすごい好い感じ。
今週兄嫁(桂亜沙美)と布美枝の川縁のやりとりがすごく好くってさー。生家でも嫁ぎ先でも変わらず自分の仕事をする、って生き方を自己犠牲とか女は損だとかいう考え方こそ人間の思考回路を不健全にする素だよ。おまえが言うなってはなしだけどw。←自分突っ込み。
布美枝にネクタイの結び方を教えにきた兄(大下源一郎)がさっさと外せば良いのに照れくさそうにネクタイを整えてたり、頑固おやじの源兵衛(大杉漣)を中心に、みんななんとなく気持ちを伝えることに不器用なこの家族が、芯のところでお互いを思っていることが家族思いとかいうより“当然のこと”だと思っている距離感とかすげー良いなあ。
そして向井リーの茂がすごく良いよ。カワイイ。こんなのが見合いにきたら私でも行こうかと思う。翌日には思い直すけどw。
とにかくウダウダグダグダの子供時代を過ぎて、周囲を思う強さを持った布美枝とそれをめぐる人たちの人物像がすごく見てて楽しい。2週分までけしちゃったけど録画残しておくかなー。