警視庁失踪人捜査課/case02

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脚本:北澤 寛 演出:七高 剛
「大山鳴動してってはなしだなー。コドモのはなしだし誰も死ななくって良かったけどー(´▽`」などとホノボノしてたらエンドロール後の展開にええっっっ。ちょちょちょ、こんなオチをエンドロール背景の3分くらいですませるのはいかがなものかと。人が悪いなー。
序盤から緊迫感の薄いトボケタはなしだったけど、要所要所ではあ?となるトボケタはなしであった。このトボケ具合がラストに向けた計算だったらすごいけど、ある意味一番力が抜けたのがラストだ。
マッチョ思考のおとうさんと、トランスジェンダーの息子の涙の和解で終わってたら好いはなしだったのにねえ。つっかこのはなしをついこの間FtMの女の子やったカンナちゃんにやらせるのもなんだかなー、というか。いや他局だから気にしてられないとは思うけど。
もともとの事件性が薄いだけに緊迫感もないし、あまりほめられた出来じゃない気もするけど、なにしろ捜査課メンバーのイケパラ具合がすごいんで気になりません。遠藤憲一の正統派リーダー、北村有起哉小日向文世のやっちゃん刑事、黄川田将也の真面目っ子と微妙に目新しい使い方も楽しいしなあ。なんか見ているだけでそーとー幸せになる感じ。惜しむらくは今週も高城(沢村一樹)と愛美(森カンナ)の影が薄い。
面白いか面白くないかといったら面白いんだけど、面白いというよりは楽しいって気もする。つまんないよりずっと良いけどさー。