ゲゲゲの女房/第4週(#19〜24)「さよなら故郷」

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とりあえず、前回の感想で茂(向井理)のことを「村井家で一番常識人」と書いたことは訂正します。飄々なんてもんじゃないよ。子供時代のあの優しそうなオニイサンが、なんでこんなシタタカな大人になったんだw。
でもそんなぶっとんだ人なりに、源兵衛(大杉漣)の歌の間中座したいのを我慢してるとか、一家をあげて布美枝(松下奈緒)を見送りにきた飯田家の人たちにトボケタことは言わないとか、性根の部分は善である、とちゃんと見せる向井りーが好い感じー。向井りーって結構「なにやっても向井りー」ってタイプなんだけど、それが「なにやっても同じ」って意味じゃなくて、「向井りーだったらなんでもできる」って感じなんだよねえ。不思議な人だ。
なんだかんだとそれなりの家で大事に育てられた布美枝が、集金から隠れて居留守を使うネタレベルの貧乏暮らしに放り込まれる様は、可哀想過ぎて笑っちゃったけどさ。いくら昔のはなしとはいえ、これ仲人に「はなしが違う」って文句言って良いレベルだろw。
飯田家の人たちの心づくしの赤飯おにぎりで泣かせた後、それをイタチこと浦井(杉浦太陽)が持っていっちゃうなんて見せ方もおかしかったし、おかしかったり泣かせたり、がみんなのキャラを立たせている感じが、見せ方の上手さであると同時に「人生そんなもん」みたいな、茂の人物像に通じる飄々と安心感に繋がるもんなのが良いと思う。