警視庁失踪人捜査課/case03

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脚本:福井治子 演出:田村直己
「あ。マツケンだw」と思ったら演出は田村さんであった。むしろ花崎(松田賢二)が事件と無関係だったことにびっくりだよ。セレブなベストセラー作家なのに、花崎はなんで結婚するのがイヤだったんだ。奥さんいるんだっけ?←見直せよ。
つっか木下薫こと饗庭紗江子(高橋ひとみ)が気の毒過ぎて、まるで被害者に同情できない事件であった。級友を閉じ込めて死なせたことは取り返しのつかない過失には違いないけど、それはほんとなら自分がやられるはずだったことを回避しただけなんだし、閉じ込められたのが紗江子なら誰も死ななかったかも知れないけど、自分がやられたら命に関わるようなことを他人にしようとする人間も、追いつめられて思わず爪を立てたら運悪く相手を殺しちゃったような相手を、30年もたってんのにいたぶろうなんて人間も、生きてる資格ないよって思うけどなー。生きてる資格ない人間でも、殺して良いわけじゃないのは分かってるけどw。
被害者の描写に筆を裂いた分だけ、捜査課のキャラはいつもより薄かったかな。というか、キャラ立ちまくりの男性陣に比べて明神(森カンナ)がどういうキャラなのかよく分かんないんだよねー。演じるカンナちゃんがアラハタのこどもこどもした柄だけど、階級は巡査部長だからたぶん巡査の森田(黄川田将也)より年上なんだよね? なのにはなしの中で事件解決に貢献してない、迂闊な発言を高城(沢村一樹)にたしなめられる高城age要員なのに行動は高城と一緒のヒロインポジションなだけに可愛げのなさが倍増ですよ。でもこれって脚本上の問題でカンナちゃんのせいじゃないよなー。
でも一課の長野(宇梶剛士)とのやりとりで高城のキャラを匂わせたり、はなし自体より人物に興味持たせるような見せ方とかやっぱライダーチームの監督は上手いんだよねー。編集者が作家を拉致とか相変わらず意味わからんけど(拉致して書かせる、ならともかくw)アラが視聴ストレスにならないのがこの番組の良いとこだw。