佐藤健◆ステラ

http://www.nhk-sc.or.jp/stera/
NHK情報誌のステラ5/14号に健の表紙と巻頭インタビュー。4ページにわたって写真が4枚、テキストは1ページくらいのライトな紹介記事ながら、写真も良かったしテキストも面白かったです。健の語る役の人物像が私に“わかる”時って、健がすごい良い芝居をする時だからなー。
インタビューの中で#14のはじめての人斬りのことを言っているけれど、健の語るそれはお芝居のはなしなんだけど、同時にその恐怖とかあせりとかは以蔵のものでもあって、相変わらずこの子のお芝居は、役の人物をわかってあげる、というところからスタートしてるんじゃないかなあ、と思いました。以蔵みたいに実在の人物だといつもと違う要素も出てくるんだけど、健が演じることによって、健が演じているんじゃないどこかの世界のその人が、自分をわかってもらう、っていう形で救われてるんじゃないか、とか思っちゃう感じがあるんだよね。私が共感しやすい人物像に、健の柄がはまるから、ってのはあるんだろうけどさ。
おバカでひたむきで優しい龍馬伝の以蔵は今21才の健のはまり役ではあるけれど、それこそ以蔵が死んだ29才くらいで、ちゃんと汚れな以蔵が見たい、と思っちゃう気持ちはどんどんつのってます。ある意味純情だからこそ悲劇に落ちる以蔵が今の健の以蔵なら、自分の中の劣等感とか世界への憎悪に復讐するために、人の命さえ思いやれなくなる以蔵とか、大人になった健で見たいもんv。