mother/#7「あの子を返して!」

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脚本:坂元裕二 演出:長沼 誠
いやだって。怜南をゴミ袋に入れたのは真人(綾野剛)だけど、ゴミ袋に入れて捨てたのはあなたでしょ?
と見ている人はつっこむんであろうが、たぶんこの人(仁美@小野真千子)自分のやったこと忘れてるんだろうなあ。むしろ早くはなしのカタをつけないと、可愛がってた子供を奈緒松雪泰子)に連れ去られたことに頭がしちゃうぞ。
実際のところ、あの奈緒と継美(怜南@芦田愛菜)の足取り情報が満載の部屋に仁美を残したのは藤吉(山本耕史)で、それではなしが(藤吉にとって)面白くなってるのは確かなんだろうけどさ。継美に怖い思いさせるなよー。
葉菜(田中裕子)が刑務所に入ってた期間が15年(実際は13年)っていうのは、期間の長さから内容が殺人だったことを言ってるんだろうけど、むしろ肝心なのは誰を殺したかじゃないかと思うんだけど。みんなあんまり自己弁護しないけど(仁美を除く)、言い訳を聞けた方がこっちが楽だってこともあるんだけどなあ。人を恨むのは体力がいるよ。葉菜に捨てられたことの奈緒の引っかかりは引っかかりとして、葉菜が継美を愛してるのは奈緒の目にも明らかで、だったら葉菜を赦せることが、奈緒にとって葉菜に頼る一番楽な条件なのに。
なんか怜南を連れ戻しにきたことで、仁美に愛情があったように一見見えはするんだけど、真人に捨てられたことで記憶を書き換えるために“怜南に愛されてる”事実が欲しいだけでしょう? それこそ「母親も反省してますし」で仁美のところに返されたら最悪じゃん。子供を愛してるってことと、自分が良い母親だったと思いたいって全然別物だよ。良い母親だと思われたいから虐待しないだけでも子供は大助かりなのは確かだけどさ。
たぶんあと3話くらいだよなあ。このはなしどこに落とすんだろう。