絶対零度〜未解決事件特命捜査〜/#7

http://www.fujitv.co.jp/C-273/index.html
脚本:浜田秀哉 演出:岩田和行 
いろいろ腑に落ちない点はあるけど今週も面白かった。腑に落ちないのはなんで公判で自白を覆したのかって点だけどさ。元々公判で自白を否定しろってのが組からの指示だったん? つっかああいう一介の警備員が国選じゃない弁護士つける時点でかなりうさんくさいと思うけどなあ。あの弁護士組関係なんでしょ?
んで今週のはなしって、たぶん被害者の枡川(松尾敏伸)の言ってたことがいろいろ嘘だったことでややこしくなってるんだろうけど、ゆめにゃんの版権会社を買収するつもりだってはなしとか、「なんでキャラグッズ?」という疑問に対する嘘だったわけだよね? 真野(大橋智和)のパンを買いにいったことにしても真意は単に謝りたかっただけで、露悪的な言動は、自分が傷つけた人たちに対して、いけしゃあしゃあと謝罪する自分が許せなかったんでしょ?
まあそうやって他人を踏みにじり続けた人生を、改心してリセットしても踏みにじられた人がいたことは変わらないんだけど、拝金主義の自分を救ったのが無償の善意で、偶然その相手の遺児と知り合ったことで、やり直そう(というよりむしろ生き直そうって感じ?)と思った気持ちが殺されて終わりはないと思う。まあその不条理がこの番組の味なんだけど、この後味の悪さが不快じゃないのは、主人公の桜木(上戸彩)がその苦さを視聴者と共有していることをちゃんと見せてるからだと思う。
壷を壊した塚本(宮迫博之)のびびり具合とかおかしかったし、終盤にきても失速せずうまく回っててうれしいぞv。