BS「D-BOYS STAGE 鴉10」

2009年4月と10月に別キャスト2ver.で上演されたD-BOYS STAGEの「鴉10」をテレビでO.A.。「舞台をテレビで見てどうするんだ」とおっしゃるむきもあるでしょうが、地方民が「興味ある」くらいでお江戸までは行けませんw。興味あるからDVD買おうかと思ってたんで、放送予定に気付いたのはラッキーだった。こっちは遠藤雄弥主演のver.ね。
つってもメインキャストそれぞれに見せ場が作られてるし、遠弥の細矢十太夫はあまり気持ちを語るシーンもないんで主役感は薄いなあ。遠弥はさすが上手くて十太夫の野心的で狡猾な感じを上手く出してたが、個人的に一番目が行ったのはソウジの碓井将大君。たしかゴーオングリーンだよね? 当時から上手いなあと思ってたんで、お芝居的に好みだから目が行くんだろうと言われたらその通りなんだが、気持ちの葛藤の多い役なのに説得力ある。こういう気持ちの分かるお芝居好き。
2時間くらいのお芝居で、キャストそれぞれの見せ場で繋ぐ脚本はけっこうよくできてると思う。オチが温いというか「えっ。それで良いんですか?」という感じではあるけど、登場人物同士の気持ちの行き違いを細かく昇華していく物語のオチとして、温くても感動的な結末でした。殺陣も派手だしおはなしは好きだな。04の方も見たいしやっぱDVD購入? うーん。