超電王3/お宝 DE エンド・パイレーツ

アクション的には3作で一番カッコ良かったし、はなしも普通に面白かったんだけどどーも見方にバイアスかかるっていうか、でもこういうバイアスのかかった見方ができるのも記憶があるからだよねー、と、ある意味電王的に正しい見方をしてしまいました。だって米ちゃん脚本でタイムパラドックスものだよ? チケットの日付、いっそ「2007.04.15」で良かったのに、とか思ってしまった。*1
そういう意味でそれこそ、米ちゃんの「電王ってこうなんでしょ?」って感じは軽く鼻についたけど、さすが伊達に3年も付き合ってないっていうか、細部で「靖子とは違うなー」って感じはあったけど、電王のツボは押さえてあった。微笑ましかったね、うんw。
あとちゃんとした意味で「ディエンドが良太郎やタロズと関わりを持つはなし」だったから、劇場公開映画としてのバランスは3作で一番良かったと思う。ちょっとウザイとことかクドイとことかはあったけどw。
今さら良いかとは思うけど隠しまーす。




まあ電王であるか否かはともかく、海東(戸谷公人)が真摯になにかを訴える時は絶対本気でしゃべってない、ということを、見ただけで分かるように積み上げたのはDCD以来のきみちゃんの手柄だよね(^_^;。見る上で大変助かりました。きみちゃんありがとうv。
そういう意味で海東のはなしは入れ込んで見てるととんだ目に遭うんだが、オオカミ少年のちょっとセツナイはなし、という視点で見て、海東とウラと良太郎(溝口琢矢)のはなしなのが良かったです。というか私は良かったけど、こんな本音の見えないはなしでコドモに分かるのかw?
一応は電王だし良太郎は関わるけど良太郎が海東の後悔に手を貸すはなしではなく、海東の後悔を解決するのはあくまで海東なんだよね。でも海東の後悔から一歩進んで、海東がしたことでレイジ(古川雄大)が人生のレールを修正する……のが米ちゃんっつーか、それカスミのはなしと一緒じゃんw。でもその見せ方として、海東のしたことが確かにレイジの良いように働きかけたことだっていうのが分かって、それをデンライナーチーム(というか、良太郎とハナ@松元環季w)が見守っている、というのが良いはなしだった。
あとはやっぱ情報処理の柴崎たんっていうか、時計表示の使い方とかそういうので海東の意図は臭わせておくとかはやっぱ上手かったな。見ていて一番燃えたのは、過去海東と現在海東のディエンドダブルアクションのカッコ良さですが、レイジがケータッチを渡すのだけは、「なんで!?」とつっこまずにはいられなかった。あと「カメンライドゲキジョウバン!」は声出ましたははは。
電王かと言われたら電王ではないんだけど良太郎の見せ場も多かったしけっこう好きだな。ついつい今まで行きそびれちゃってたくらい期待値は高くなかったんだけど(だってきみちゃんは大人っぽ過ぎてタイプじゃないんだよ)、もう1回くらい見たいなあというか、DVDは間違いなく買います。
しかし一番びっくりしたのは、W映画予告のシュラウドさんだよ。なんでクインベリル杉本彩)!

*1:電王における米村初登板脚本後編、12話「走れタロス!」O.A.日